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記事/阪神大震災18年:遺児、親となり…淡路の30歳夫婦  毎日jp

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日向ちゃん(手前)と結友ちゃん(左奥)といっしょに家を出る川口和徳さん(中央奥)と綾香さん=兵庫県淡路市で2013年1月17日午前9時24分、川平愛撮影 

毎日新聞 2013年01月17日 13時26分(最終更新 01月17日 13時41分)

 多くの人から大切なものを奪った阪神大震災から17日で18年の歳月が流れた。小学6年で親を亡くした2人は夫婦になり、兵庫県淡路市で2児の子育てに奮闘する。

 「震災で……、親を亡くしました」。小学6年で阪神大震災に遭った同い年の2人は高校生の時、初めて人前で被災体験を打ち明けた。2人は25歳の冬に結婚し、2児に恵まれた。父を亡くした兵庫県淡路市(淡路島)の川口和徳さん(30)と、両親を亡くした妻綾香さん(30)。「これからも寄り添って歩もう」。また巡ってきたこの日に確かめ合った。

 4人家族だった綾香さんは神戸市東灘区の自宅で被災。4歳下の妹と2人だけが助かり、父方と母方の祖父母宅に別々に引き取られた。部屋に籠もり、口を利かない日が続いた。「パパとママのところに行きたい」と祖父母を困らせた。

 和徳さんも同じ東灘区で被災した。自宅はほとんど被害がなかったが、兵庫県職員だった父裕光さん(当時42歳)は負傷者の救護や情報収集に駆け回り、2日後に自宅で倒れた。神戸市に「震災死」と認定された。

 2人は震災1年後、親を亡くした子どもたちを支援する「あしなが育英会」の集いで出会った。初めて親の死を語ったのも、集いでだった。大学生になり、育英会が遺児の心のケアのために建てた施設「神戸レインボーハウス」のスタッフに。集いの打ち合わせなどで毎週のように顔を合わせるうちに、2人の距離が縮まった。

 綾香さんは短大卒業後、保育士になる夢をかなえた。幼稚園の先生だった母のように、子どもと触れ合う仕事をしたかったからだ。和徳さんは映像制作会社に就職し、テレビ番組の制作に携わった。

 夫婦になり、長女日向(ひなた)ちゃん(5)の命がおなかに宿った時、綾香さんは「また失ってしまうのでは」と不安になり、「父親像がない」と言う和徳さんとともに、「子育ての仕方が分からない」と悩んだ。

 綾香さんはいま思う。「誰だってお父さん、お母さんになるのは初めて」と。「子どもたちが元気に笑っていれば、それで正解なんじゃないかな」。じゃれ合う日向ちゃんと弟の結友(ゆうと)ちゃん(2)の姿に目を細めた。

 2人は家族の時間を大切にしたいと考え、和徳さんが仕事を辞めて昨年4月、淡路市に移住した。


  

阪神・淡路大震災から18年? (神戸新聞社)  
 




 この記事を読み、下の動画を観ていたら涙がにじんで来た。上の写真の川口和徳さん、息子によく似てる。ずっと健康でいて下さいね。

 そして、東北にもはるかに多くの被災者の方たちが暮らしておられる。政治家さん、彼らのことを忘れないで下さい。

 18年前の今朝方、体感した揺れがよみがえってきた。


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