アナザーストーリーズ「三島由紀夫 最後の叫び」を観た。彼が割腹をした1970年は小父さんは、ボーイスカウトの指導者に没頭していた頃だが、それからは、文庫本小説を数冊と事件関連の雑誌を夢中で読んだものだ。今日のテレビでも紹介された『文化防衛論』も買ってきたね。小父さんは全学連に殴りかかる右翼ではなかったが、ずっと保守的だった。
テレビでは、日本刀で切りつけられた自衛官、バルコニーでの最後の演説を録音したラジオ局記者、当日、三島から檄文を託された週刊誌記者などの証言を聞くことが出来、当時の雑誌に載っていなかった生々しい背景に接することができた。
45歳という若さだったんだよね。最近観た映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』で 三島由紀夫(1925年生まれ、45歳没)役の高良健吾が小栗旬演じる太宰治(1948年生まれ、38歳没)をきつく叱責するシーンがあったが、その時全く違う生き方をしているこの二人がとても似ている気がした。なんと太宰は我が息子より一歳下ではないか!(笑)。ふたり共若くして幾つかの人生を送ったみたいだ。
番組のサイト アナザーストーリーズ「三島由紀夫 最後の叫び」
で再放送は10月14日(月) 午後11時45分 NHKBSプレミアム