さてさて、正面のマス席のかなりの部分をトランプさんと安倍さんにお付きの者や警護者が固めてへんてこな千秋楽を迎えるのかな?大相撲フアンも怒るぞ!(笑)
いや、全世界のニュースでほとんど毎日登場するようなアメリカの大統領もトランプさんの後はいないだろうね。日本国内で、しかも両国国技館の大相撲本場所でテロなどが起らないように祈りたいね。警視庁は当日は生きた心地がしないんでは!?
日本経済新聞 2019/5/20付
春秋 「あえて力士に近いマス席に陣取ることがお望みという」
マカロンにビール、ガソリン、さらには牛肉1頭分――。大相撲の幕内の優勝力士には世界各国や自治体などから意匠を凝らしたトロフィーなどとともに、さまざまな副賞が授与される。夏場所、新たに加わり、本人が渡すというトランプ杯、どんなものになるだろう。
▼今週末、いよいよ令和初の国賓が来日する。天皇・皇后両陛下との会見や宮中での晩さん会が注目を集めるのはもちろんだが、安倍首相らとの大相撲観戦も大いに話題となるにちがいない。大統領は国技館2階の貴賓席ではなく、あえて力士に近いマス席に陣取ることがお望みという。警備担当の困惑が目に浮かぶようだ。
▼報道などによると、26日の千秋楽、大統領らはお付きや護衛とともに正面のマス席のかなりの部分を占め、幕内の後半戦を楽しむようだ。かつて、どんなVIPも経験したことのない、ぜいたくな、否、厳重な態勢といえる。大統領のそばに常にあるという核攻撃用装置「フットボール」も一角に持ち込まれるのだろうか。
▼数多くのファンがマス席からはじかれ、運良く入場できたとしても、水も漏らさぬ警戒で名物のやきとりも自由に買えまい。そんな不満を吹き飛ばすパフォーマンスを、大統領には期待したい。そう、土俵を通じ親善に尽くした米航空会社の支配人のあのひと言とか。館内にきっとヤジが飛ぶはず。「ヒョーショージョー」