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Eテレ日曜美術館とベラスケスとプラド美術館展(兵庫県立美術館)

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  『ラス・メニーナス』(女官たち)~ベラスケス 1656 プラド美術館  

フェリペ4世の王女マルガリータを中心に侍女、当時の宮廷に仕えていた矮人(わいじん)などが描かれ、画面向かって左には巨大なキャンバスの前でまさに制作中のベラスケス自身の姿が誇らしげに描かれている。中心の王女マルガリータを含め、画中の人物は鑑賞者の方へ視線を向けており、何かに気付いて一瞬、動作を止めたようなポーズで描かれている。その「何か」は画面奥の壁に描き表された鏡に暗示されている。この小さな鏡にぼんやりと映るのは国王フェリペ4世夫妻の姿であり、この絵の鑑賞者の位置に立って画中の人物たちを眺めているのは実は国王その人である。

 
ピカソは『ラス・メニーナス』に基づく人物像など連作を58通り描いた。1957年8月~12月

それらは現在、バルセロナにあるピカソ美術館の『ラス・メニーナス』室に納められている。連作でピカソは登場人物を変えることはなかったが、主に保持されたのは、場面の自然さである。美術館によれば、ピカソ作品の構成は「形、リズム、色、動きの徹底的な考察」に基づいているという。 

  
  上記をテレビで知り、早速プラド美術館展(兵庫県立美術館)に駆けつけたが、70点の作品の中には残念ながら『ラス・メニーナス』は来ていなかった。テレビではありとあらゆる解説があったので帰宅してビデオを見直したら、どうもプラド美術館で撮影されたもののよう!門外不出ののかな?(笑)

 また、エドゥアール・マネは、ベラスケスのことを「画家の中の画家」と評し、下の作品に感動を受けたという。

  
 ベラスケス 『道化師パブロ・デ・ヴァリャドリード 1635年』  

マネは、「おそらくこれまでに描かれた最も驚くべき絵画作品は、フェリペ4世の時代のある有名な俳優の肖像と目録に記載されている絵だ。背景が消えている。黒一色の服を着て生き生きとしたこの男を取り囲んでいるのは空気なのだ。」と書いている。


  
 エドゥアール・マネ 『笛を吹く少年』1866年 オルセー美術館  

『オランピア』の不評でスペインに逃れたマネが、ディエゴ・ベラスケスの「道化師パブロ・デ・バリャドリード」を見たマネは「背景が消え、空気だけが人物を包んでいる」とアンリ・ファンタン=ラトゥールに書いた。そして、ベラスケスを「画家の中の画家」と呼んだ。また、日本の浮世絵の影響で画面が単純化されて似絵のように見える。フランス近衛軍鼓笛隊のマスコット的少年を描いたとされる。一説には、顔の部分のみ息子レオン(レオン・コエラ)(1852年1月28日 - 1927年)に似せたと言われている。吹いている楽器は木製の横笛「ファイフ」(Fife)で、絵の指づかいを真似て吹くと「ソ」の音が鳴る。~wiki

 尚、Eテレ日曜美術館は  こちら 下は美術館を出て見つけた看板。正面は今工事中だった。こうやって検索しながら書きすすめていると、いかにスペインが栄華を極めていたか、ほかいろんな断片的知識が繋がるね。

  





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