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西日本豪雨、巨大な花崗岩「コアストーン」が住宅街を襲った。そのメカニズムとは? / Huff Post

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土石流によって住宅地に運ばれた直径3メートル以上の「コアストーン」=広島市安芸区
 
  西日本豪雨で被災され方々のニュースを拝見するたびに心が痛みます。連日の猛暑の中での先の見通せない復旧作業に対して、心からお見舞い申し上げます

  豪雨が原因の土石流で巨大な石が転げ落ちて来て家屋が潰されるニュースがあるのを不思議に思っていたら、下のリンク先の「わかりやすい地質百科」も合わせ見てやっと納得出来た。直径3メートルもの岩石が転がり落ちてきたら家は破壊されて当然だよね。

 決壊した砂防ダムでも(毎日新聞~7月13日 西部朝刊)高さ約11メートル、幅約50メートル、厚さ約2メートルのものもあったというから、その怖さは計り知れない。


Huff Post NEWS 2018年07月13日 10時30分 JST

 専門家が現地調査をすると、直径3メートルほどのものも見つかった。

「コアストーン」土石流に運ばれ被害拡大 西日本豪雨  

 西日本豪雨では、岩が風化して硬い部分だけが残った「コアストーン」が土石流によって運ばれ、広島県内の住宅街で被害を拡大させた。

 産業技術総合研究所の斎藤真イノベーションコーディネータ(地質学)によると、土石流が発生した広島市安芸区などの斜面にはコアストーンになりやすい花崗岩(かこうがん)が広がっている。

 9日に調査を行った京都大防災研究所の竹林洋史准教授(河川工学)は、花崗岩のコアストーンを住宅地内で多数確認。同区の住宅地では、直径3メートルほどのものも見つかった。

 竹林准教授は「粒径の小さな『まさ土』とともにコアストーンが流されたことで、大きな被害を招いた」と説明する。(鈴木智之)

(朝日新聞デジタル 2018年07月13日 00時21分)

   

深層風化状況(20m以上)


まさ土の近景(手で簡単に崩せる程度)


コアストーン(大きいものは径2m)


節理が発達した硬質な花崗岩。1m程度の岩塊が節理沿いに抜け落ちている。


上記は中国地質調査業協会から転載させていただいたわかりやすい地質百科
  





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