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憂楽帳 夏も近いので、怪談を一つ。 / 毎日新聞

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1802年に描かれたジン~wiki 
 
  見たことがあるような上のジン!やっぱり千夜一夜物語アラジンと魔法のランプ)に登場するランプの精が有名だとか。物語を深くは知らないが、むしろ子供向けのおとぎ話みたいに思っていたが、ルクソールに現れる精霊は、神聖でう~んと神秘的なもののようだ。 


憂楽帳 夏も近いので、怪談を一つ。
毎日新聞  2018年6月9日 東京夕刊
 夏も近いので、怪談を一つ。

 「真夜中、部屋の中で君はぼんやりした黒い人の姿を見るかもしれない。見てしまったら、そっと神に祈ればいい」。初めてエジプトを訪れた25年前、南部ルクソールの砂漠地帯で地元住民が「土着の精霊」の話をしてくれた。「ジン」などと呼ばれ、イスラム教の聖典コーランにも記述がある。もちろん半信半疑だったが、夜の闇が深い砂漠のホテルで聞くと、背筋が寒くなったのを覚えている。

 

 先日、久々にルクソールを訪れた際、同じような怪談を聞いた。旅行会社を営むイブラヒム・サレムさん(52)は真剣だ。「砂漠に出たり、古い屋敷に住み着いたりするジンもいる。人に取りつくこともあるから怖いんだ」。古代遺跡で有名なルクソールも都市化が進んだが、精霊たちは相変わらず元気なようで何よりだ。

 面白いのは、ジンがナツメヤシの下にいる場合。気づかずにその木を切ると、ジンも切られて「うわー」と叫び声を上げるという。怪談もどこか牧歌的なのがエジプトだ。【篠田航一】




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