Quantcast
Channel: 小父さんから
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4329

余禄 海岸の砂は古来、数限りないものにたとえられてきた… / 毎日新聞

$
0
0
写真は趣味時間 「白砂青松の意味・使い方 」からお借りした。
  
  上のような写真の場所に立ったら、生き返るよね。何なんだろう?島国育ちの日本人だからなのかな?(笑)。何とも美しい!小父さんもプールには浸かるが、長年海水浴場で泳いだことはない。小父さんの小さい頃はプールなんてなかったんだ!

 しかし、毎年160ヘクタールの砂浜が消え、鳥取砂丘では1億2000万円の金も消えていると聞けば
、日本沈没の序章だね。明石や神戸の海岸の有り難さを思うとともに、せめて粗末な使い方をしないように努めなければ・・・。紀貫之がタイムカプセルで現代にやって来たら怒り狂うだろうね!(笑)。



余禄 海岸の砂は古来、数限りないものにたとえられてきた…
毎日新聞 2018年5月20日 東京朝刊

 海岸の砂は古来、数限りないものにたとえられてきた。平安時代に編まれた古今和歌集では、  紀貫之が序文で「浜の真砂(まさご)の数多くつもりぬれば」と和歌の数多さと隆盛をたたえている

 ▲だが、日本の砂浜は「限りない」と胸を張れるような状況ではなさそうだ。国土交通省は1980年ごろから、全国で毎年約160ヘクタール(1ヘクタール=10,000㎡)の砂浜が消え続けているとみている。ダムの建設や護岸工事で、河川からの砂の供給が減ったことなどが原因だ。砂浜が縮んだため、海水浴場が閉鎖されてしまったケースもある

 ▲鳥取県のシンボル、鳥取砂丘も例外ではない。戦後の開発で沿岸の海流が変わった影響で、砂浜が浸食され続けている。終戦直後に比べて、約50メートルも後退した海岸線もあるという

 ▲砂丘を守ろうと鳥取県は砂丘の東西にたまった砂を船などで運び、浸食された場所に戻す作業に取り組んでいる。年間約1億2000万円を要し、半永久的に続ける必要があるが、すでに10年以上継続している

 ▲これとは別に、ボランティアによる砂丘の除草も進めている。雑草がはびこると砂丘が草原化してしまうためで、募集に応じた人たちが夏季の涼しい時間帯、草むしりに協力している

 ▲自治体などを中心に砂浜を維持、復元しようとする活動は「養浜(ようひん)」と呼ばれている。静岡県・三保松原や千葉県・九十九里浜など取り組みや検討は各地で広がっている。浜の真砂が尽きぬためにも地域の工夫と努力が欠かせないという、今時の白砂青松(はくしゃせいしょう)の国である。



今日も訪問 ありがとうございます。
ランキングに参加しています。クリックして応援お願いします。


  にほんブログ村人気ブログランキング

Viewing all articles
Browse latest Browse all 4329

Trending Articles