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『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(Darkest Hour 2017年 英)

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チャーチル首相が一度も乗ったこともない地下鉄に、独りで乗り込み乗客を驚かせたが、その後市民や子供までの対ドイツの戦争に対する意見を聞く
  
  実は朝起きて、県民会館で開かれている「日本水彩画会兵庫県支部展」に出向いて、道沿いで見かけた  兵庫県公館の桜を10枚ほど撮って展覧会を観終わったら、また桜撮りに出かける予定だったのが、神戸、明石では上映されないはずのチャーチルのチラシがJRの駅で目に入ったもので急遽、劇場にフーフー言いながら上映開始ぎりぎりに汗だくで飛び込んだ。

 ところが原題『Darkest Hour』のタイトルどおり、暗い映像ばかりで対ドイツ戦略を延々とやっていたし、眼鏡の視力が合わなくなったのか?国王ジョージ6世の顔もよく分からない。もう睡魔が70%くらい占めていたのかな(笑)。NHKのこの時代のドキュメンタリーなどはどんどん惹きつけられていくのに、この細かな時代背景を知らないと分かりにくいと思った。

 ただ上に載せたた地下鉄電車内の映像は面白く興味深かった。ところでチャーチルさん、とても短気で癇癪持ちだったなんて全く知らなかったな~。たぶんドキュメンタリーより映画での人となりの方が実像に近いのではないかな?いやー睡眠不足と疲れも重なってか、よく寝た映画鑑賞?だった。

 ありゃジョージ6世って重度の吃音があった映画『英国王のスピーチ』の主人公で現在のエリザベス女王の父君だったんだ!ドキュメンタリーではチャーチルの功績ばかりを全面に出すが、彼も相当追い詰められ、苦悩していた様子が描かれていたね。


あらすじ
第二次世界大戦初期の1940年5月10日、ドイツ、イタリアに対し宥和政策(この宥和政策はナチス=ドイツの領土拡張要求を、小国の犠牲において認め、それと妥協することによって自国の安全を図ったもの、という否定的な評価が一般的である。) をとったネヴィル・チェンバレンはその失策により辞任し、新たに成立した保守党と労働党による挙国一致内閣の首相として就任したのは主戦派のウィンストン・チャーチルであった。しかし、それは有事の際の貧乏くじのような人事で、国王ジョージ6世(56歳没)のチャーチルを迎える立場も冷たいものであった。

あくまでもナチス・ドイツらへの徹底した抵抗を訴えるチャーチルだが、チェンバレンとハリファックス伯爵を中心とする保守党は、ヨーロッパを侵攻し、拡大するアドルフ・ヒトラー率いるナチス・ドイツの危機に対して講和の道を探り、チャーチルと対抗する。しかし、事態が進行し、ついにはフランスがナチス・ドイツに敗北する事態になり、ヨーロッパ大陸に展開するイギリス軍も全滅の危機を迎える。更には講和の道を探るか、さもなくば大臣を辞任するというハリファックス伯爵とチェンバレンが要求する事態になり、チャーチルは選択を迫られる。


『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』90秒予告編
  


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