うひぇ~!ノーベル賞候補で 盾の会も結成した三島由紀夫が『あしたのジョー』のファンだったとは!
それはさておき、バスや電車に乗っていると、若者がスマホでよく漫画を読んでいるね。へーっ、そんな時代なのかと思っていたら漫画にも有料のものと、海賊版の無料のものまであるんだ。
もう本屋さんは図書館に、電子書籍に追い詰められた上に、漫画までがネット無料本まで出回りはじめたら成り立つはずはないよね。本屋さんのたくさんの店じまいのことテレビでもやってたね!
日本経済新聞 春秋 2018/2/16付
1969年夏、東京・音羽にある講談社での出来事。真夜中、「少年マガジン」の編集部に、男がぬうっと入って来た。見間違えるはずもない。作家の 三島由紀夫だった。三島はこう言った。「マガジンを売ってほしい。『あしたのジョー』を、明日(あした)まで待てないんだ」
▼この日はマガジンの発売日。だが映画の撮影があり三島は買いそびれてしまったらしい。当時、副編集長だった宮原照夫さんにうかがった話だ。大好きな漫画を早く読みたい。そんな気持ちは今も昔も変わらないということか。インターネット上には人気漫画を発売日よりも早く読ませる「ネタバレサイト」があるそうだ。
▼こうしたサイトは発売日前に漫画誌を売る店を探して手に入れ、それをネットに流す。一時は乱立していたが、警察が摘発に乗り出し、最近では収まっているという。だが「早読み」とは別に、無許可で漫画をネットに掲載する海賊版サイトもある。人気作品をただで読まれてしまうと、出版社のダメージは大きいだろう。
▼裏付けるようなデータを先月、出版科学研究所が発表した。出版不況の中で最後の砦(とりで)だったコミックスの販売が、前年比13%マイナスで初めて2桁の減少を記録したという。ネット上の不法行為が日本のキラーコンテンツを衰退に追い込んでしまわないか。「ジョー」に熱中した泉下の三島も、さぞ憤っているに違いない。
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