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原節子さんを4つ観た / NHKBSプレミアム

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左から上原謙加山雄三の父)、原節子   山村聰~『山の音』から 
  

 月曜日に『わが青春に悔なし』  (黒澤明監督、1946年)の作品を何気なく観て、それから毎日原節子さんだ(笑)。この映画は彼女はまだ26歳なんだが、出演者の最初に載せられていた。ちなみに監督が36歳。

 続いて石坂洋次郎の小説 『青い山脈』 を映画化した作品。  (今井正監督 1949年)前篇なのか途中でおわったね。三日目は  小津安二郎監督の 「紀子三部作」 の2本目にあたる 『麦秋』(1951年)。

 さて4日目の川端康成の長編小説 『山の音』(  成瀬巳喜男監督 1954年)って面白いのだろうかと臨んだら、4作品の内で一番見入ったんじゃーないだろうか?一番上の写真がそれで、上原謙、原節子が夫婦で子は無く、山村聰は上原謙の実父で同居している。上原謙には外に女が居て、上原謙の姉は夫と不仲で実家女児二人を連れて実家に戻って来て原節子には小姑そのもの。上原謙の外の女も原節子も妊娠するのだが・・・。 

 たぶん、どの映画も不朽の名作だと思われるが、たくさんの名優が出演の中ですべて原節子が主演なんだな。「永遠の処女」と呼ばれたそうだが、まさにどの役もそんな雰囲気が漂わせていた。そして43歳で引退して95歳で亡くなるまで隠遁生活を送っていたんだって。もう彼女に心をときめかせた男どもはほとんど居ないのか?(笑)   

  

 『わが青春に悔なし』では京大教授の娘役で父の教え子の前途有望な学生二人とオープンな付き合いをしていたが、検事なった学生と左翼運動に身を投じていた二人の内、後者に強く好意を持って、押しかけて結婚するが旦那は逮捕されて獄死。結果、旦那の実家の貧しい農家に赴きとことん農婦になりきった姿が上の写真。

  いやー、4日間楽しめたな~。



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