神戸市立博物館の松方コレクションに勇んで出掛けたら下の作品数くらいならじっくり味わえると思うのだが、140もの作品を並べられるとついつい焦ってしまうし、知っている画伯はわずかで、フランスとイタリアが中心だったかその周辺の国々のものが壁に掛けてある。
いやはや川崎造船所社長、衆議院議員もやられた松方幸次郎氏(1866年1月17日~1950年6月24日)の私財を投じての収集には圧倒される。さらに共楽美術館を設立しようとまでしていたという!
ロートレックの下の写真の作品だけは馴染みがあるが、モネ、セザンヌ、ゴーギャンなどは有名な普段目にする作風とは違う。彼らの絵が定着する以前の初期のものかな?下の作品と説明書きは博物館のHPから抜粋させてもらった。
展覧会後は神戸の街を歩いた。
トゥールーズ=ロートレック(1864-1901年)1891年 オルセー美術館蔵 この《庭に座る女》は、背景に描かれた植物の緑色と、椅子に座る女性のスカーフの赤色が印象的な作品です。都会のダンスホールや酒場をテーマに描いてきたロートレックが、モンマルトルで自然を描いた珍しい作品と言えます。
クロード・モネ(1840-1926年) 《ヴェトゥイユ》 1902年 国立西洋美術館蔵 ヴェトゥイユとは、フランスを代表する印象派の画家モネが、1878年にパリから移住してきた土地を指します。松方幸次郎は、第2次収集期(1921-1922年)にモネと出会ったことで、大きな影響を受けました。直接モネと交渉し《睡蓮》、《舟遊び》、《並木道》などを購入しています。我々日本人がモネの作品を知ることが出来るようになった一つのきっかけとして、こうした松方の行動が挙げられます。
ポール・セザンヌ 《ジョルジョーネの「田園の合奏」より》 ルーヴル美術館素描画室蔵
ポール・ゴーギャン 《水飼い場》 1891年 オルセー美術館蔵
シャルル・ドービニー 《イゼール川の谷の水門》 ルーアン美術館蔵
オーギュスト・ロダン 《永遠の青春》 国立西洋美術館蔵
展覧会場に隣接する旧居留地の「旧十五番館」
朝ドラ「べっぴんさん」のロケに使われた上の絵の異人館「萌黄(もえぎ)の館」に行ってみたら
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改装中でがっかり!(笑)
すぐ近くの異人館「風見鶏の館」に足を延ばしたら、正面の公園でサクソフォーン吹きと小父さん世代の方がお疲れの様子だった。
さてどん尻に控えしは、JR三宮駅前のハロウィーン飾り