陸前高田松原には7万本の松林・高田海水浴場があったそうだ~写真はブログ陸前高田出身だ!からお借りした
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こちらはブログぶらり新婚旅行!から
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福島第一原子力発電所
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今日発売の文藝春秋の新聞広告から
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上は奇跡の一本松が残った震災前の岩手県陸前高田市気仙町の高田松原、下は原発事故前の福島第一原子力発電所(福島県双葉郡大熊町・双葉町)。川島裕前侍従長の両陛下の手記は是非目を通さなければ!
阪神淡路大震災に見舞われた神戸の街はその爪痕も目にしなくなったが、「東日本大震災」の復興の大幅な遅れはどうしたものなんだろうか?18時からの総理会見も見ましたがね。
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余録 「あとからくる者のために… 毎日新聞2016年3月10日 東京朝刊
「あとからくる者のために/苦労をするのだ/我慢をするのだ/田を耕し/種を用意しておくのだ/あとからくる者のために/しんみんよ/お前は詩を書いておくのだ」。10年前に亡くなった詩人、坂村真民(さかむらしんみん) の詩「あとからくる者のために」だ▲「あとからくる者のために/山を川を海を/きれいにしておくのだ/あああとからくる者のために/みなそれぞれの力を傾けるのだ……」。親から子へ、そしてまた次の世代へと懸命に受け継がれてきた人の営みであった▲その人々の営みが連なる時間と空間とをいきなり、途方もない規模で奪い去った福島第1原発事故だった。それから5年、広大な汚染地域はなお10万の住民に全国各地での避難生活を強い、その中心の原発事故現場では廃炉までの長い時間が人々を拘束し続けている▲「山を川を海をきれいにしておく」。自然とそこでの暮らしが子孫に手渡すべき祖先からの預かり物だったことにあらためて胸を突かれたこの5年間である。いったん原子力災害によって破壊されれば、その回復は子や孫も巻き込む難題になることも思い知らされた▲5年を費やしてなお1合目といわれる廃炉。揺れ動く除染や廃棄物の処理方針。移住か帰還かの苦しい選択を通した暮らしや地域の再建−−どれも砕け散った時空の破片を一つ一つつなぎ合わせるような試行錯誤(しこうさくご)や地道な努力が求められる回復への長い道のりである▲今日の列島住民すべてが自らに問わねばならない「あとからくる者のために」である。失われた時空の回復を新しい価値の創造へと結びつける「詩」も、今度は私たち自身が残さねばならない。
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福島第一原子力発電所
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上は奇跡の一本松が残った震災前の岩手県陸前高田市気仙町の高田松原、下は原発事故前の福島第一原子力発電所(福島県双葉郡大熊町・双葉町)。川島裕前侍従長の両陛下の手記は是非目を通さなければ!
阪神淡路大震災に見舞われた神戸の街はその爪痕も目にしなくなったが、「東日本大震災」の復興の大幅な遅れはどうしたものなんだろうか?18時からの総理会見も見ましたがね。
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余録 「あとからくる者のために… 毎日新聞2016年3月10日 東京朝刊
「あとからくる者のために/苦労をするのだ/我慢をするのだ/田を耕し/種を用意しておくのだ/あとからくる者のために/しんみんよ/お前は詩を書いておくのだ」。10年前に亡くなった詩人、坂村真民(さかむらしんみん) の詩「あとからくる者のために」だ▲「あとからくる者のために/山を川を海を/きれいにしておくのだ/あああとからくる者のために/みなそれぞれの力を傾けるのだ……」。親から子へ、そしてまた次の世代へと懸命に受け継がれてきた人の営みであった▲その人々の営みが連なる時間と空間とをいきなり、途方もない規模で奪い去った福島第1原発事故だった。それから5年、広大な汚染地域はなお10万の住民に全国各地での避難生活を強い、その中心の原発事故現場では廃炉までの長い時間が人々を拘束し続けている▲「山を川を海をきれいにしておく」。自然とそこでの暮らしが子孫に手渡すべき祖先からの預かり物だったことにあらためて胸を突かれたこの5年間である。いったん原子力災害によって破壊されれば、その回復は子や孫も巻き込む難題になることも思い知らされた▲5年を費やしてなお1合目といわれる廃炉。揺れ動く除染や廃棄物の処理方針。移住か帰還かの苦しい選択を通した暮らしや地域の再建−−どれも砕け散った時空の破片を一つ一つつなぎ合わせるような試行錯誤(しこうさくご)や地道な努力が求められる回復への長い道のりである▲今日の列島住民すべてが自らに問わねばならない「あとからくる者のために」である。失われた時空の回復を新しい価値の創造へと結びつける「詩」も、今度は私たち自身が残さねばならない。