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記事/欧州信用不安 深刻化懸念  BIZ+ (NHK)

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   近田雄一(左)と飯田香織(右)の両キャスター。飯田女史は帰国子女でワシントン支局特派員も経験した経済部デスク 


【信用不安 新興国に影響 どう波及?】

(近田)ここからは、きょうのプラス。ヨーロッパ信用不安の新興国への影響、もう少し詳しく解説を。
(飯田)きょう衝撃が広がったのが中国の製造業の景気判断の悪化。世界の工場の中国の最大の貿易相手はヨーロッパだ。ヨーロッパは、こんな情勢なので、なかなか消費者がものを買わない。すると、中国からの輸出が減る。中国の輸出が減ると、当然、モノの生産が減る。日本から中国へ部品などが輸出されているので、そうなると日本の輸出部品も減ると見られていて、連鎖していくということになる。

  


(近田)足元のヨーロッパでは今後どうなっていく?
(飯田)ユーロ圏では、実体経済の危機と金融危機のいわば”双子の危機”になるという懸念が強まっている。注目したいのがこちらの数字。970億ユーロ。ことし1月から3月までの3か月間にスペインから国外に流出した資金。スペインの中央銀行が発表した。日本円にすると10兆円近く上る。
(近田)3か月で10兆円というのは、どれぐらい影響がある金額なのか?
(飯田)相当、大きい。スペインの経済規模=GDPの10%にも達する大きな金額で、ヘッジファンドなどだけでなく、企業や投資家がお金をスペインから逃避させている。大手の銀行の国有化でスペインの銀行全体に対する不安が強まっているからで、資金流出に歯止めがかからないとスペインも金融支援を受けなければならなくなるのではないかという見方が広がりそうだ。



(近田)スペイン国外に流出したそのお金はどこへ向かう?
(飯田)一言でいうと、投資家が安全だと思うところ。ドイツの国債。アメリカの国債。日本の国債を買う動きも強まり、日本のきょうの10年ものの国債の利回りは、およそ9年ぶりの低い水準になった。リスクのあるところから少しでもリスクの少ないところへ金が流れてゆく。

2012年6月1日(金) 今日のプラス 欧州信用不安 深刻化懸念 から抜粋




23時35分から15分間の番組だけど、最近“BIZ+”が好きだ。飯田香織さんのストレートで早口での英語インタビューが気持ちいいし(小父さんは字幕しか読んでいないけど)経済が非常にわかり易い。

   イッシング氏にインタビューする飯田キャスター 

「ギリシャのユーロからの離脱もやむをえない」と指摘しているのが、ユーロ創設者の1人、ドイツ出身のオトマール・イッシング氏です」
(飯田)大国ドイツの努力が足りないのではないか?
(イッシング氏)ばかなことを言っては困る。ドイツは、これまで最も重い負担をし、既に最も重い負担を約束している。 

こんな風なインタビューを堂々とやる飯田女史に、1982年に『ニュースセンター9時』を宮崎緑さんとやっていた頃の木村太郎さんを思い出した。


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