高齢者大学の23日目 　「私の意見・体験発表②」

　委員長の挨拶に続いて、司会、時計の各担当により進行。持ち時間は一人15分。　　　　　
（各発表者のテーマ）　大切な時間、１寸の虫にも5分の魂、一番面白くない話、肥後の守　愛用から　日曜大工でリユース　リフォームを、ホンマでっか見聞録、私の趣味。　　
　各班から1名づつ発表するのだが、皆さん奥ゆかしくっていつも発表者がなかなか決まらない。ところが、皆さん、人生経験豊富で話は上手だし、とても興味深い意見・体験がたくさん聞ける。

　病院ボランティアでは申し込み案内・代筆・車椅子の貸し出しや病院内のコンサートなどなどで緊張感や解放感が自分への褒美と感じてあること、患者やスタッフの「ありがとう」に支えられているとのこと。

　いずれも道端での話。小学生との理科の会話、中学の女子生徒が自転車に荷台のゴムひもを巻き付けて困っているので、その修理や理屈の説明。女子高生の自転車のギアチェンジの不具合の改善方法。そんなことでみんなが喜んでくれることが自分のの喜びでもあると。

　面白くない話といテーマなので一体何だろうと思ったらコミセン（コミュニセンター）発足の経過からその目的や経費などを実に楽しく解説いただいた。家からコミセンへ皆が高齢者大学に通うそのことだけでも不審者等の防犯対策にもなって地域への貢献も出来ていると、ほか。

　日曜大工のリユース、リフォームでは北欧、中欧、北米の住まい事情体験からもDIY（Do It Yourself自分の身体を使って何かを作ったり、修理したり、装飾したりする活動）にめざめられたとのこと。でも、車庫、ブロック積み、太陽熱温水器、外壁と折半屋根塗装などなどどこまでも専門的だった！

　見聞録では粗食に耐えてきた先人たち、肉食の現代人や薬づけの生活の話もあり。自分は薬なんて服用していないと言っても、すでに食物に薬品が含まれている。レントゲン写真を撮ってもらったら綺麗に肺が写っていたので喜んでいると、肺が綺麗な人はぼやっとピンク色にしか写らない。タバコを30年吸っていたら肺が綺麗になる為には30年かかるとか！医師の話や評論家の話の一端が聞けた。

　新聞への短歌を投稿されている方は、先ず白内障の緑内障に前立腺の検査は市の健康診断には含まれていないので定期的に診断してもらう必要ありと力説されていた。
「庭土をあちこらこちらに動かせば庭のあちこちに水仙咲けり」「餅焼きて味付けぬまま食べてみる素朴な味の意外とうまし」など10種の短歌とそのこころを話された。

　　

　下の写真は順不同です。