今日はNHK、日曜美術館録りだめから「大英博物館 人類史への旅」という番組を観て飛び出して行ったが、下のような物と説明が100点あるわけで、それも200万年前から現代に至る人類の歴史を読み解こうという試みらしいが、半分のところでカフェーもあったので十分休んだつもりだが展示物の多さに疲れ果てた(爆)。3分の1から4分の1くらいならじっくり見て、読むことが出来るかも知れないが、そうだな今考えると興味あるものを拾い読みして行ってちょうどいいんだろうね。年代別には並んではいるが、言葉も持たない人類の文明がアフリカからはじまって、ヨーロッパ北米に渡ったり、南米や中国や日本のものまで出て来たら自分の頭がコンピュターでもない限り整理がつかないと思う。テレビの放送はコンパクトに凝縮された一部だった。
でも大英博物館の収蔵は約700万点だそうで、博物館はこんなところですよという空気をちょっと吸ったくらいだろうね。小父さん的には興味こそあれ絵画展でも何でもいつも疲れてしまう(笑)
古代エジプトの棺 木、彩色 エジプト 紀元前600年頃長さ:177cm 幅:55cm 厚さ:46cm
トナカイの角に彫られたマンモストナカイの角 1万4000~1万3500年前
フランス・モンタストリュック高さ:6cm 幅:12.4cm 厚さ:1.5cm
縄文土器(深鉢)粘土に金貼り 紀元前5000年頃 日本高さ:15cm 直径(最大):17cm
ウルのスタンダード貝、ラピスラズリ、赤色石灰岩、ビチューメン(瀝青) 紀元前2500年頃 イラク高さ:21.6cm 幅:49.5cm 奥行:4.5cm
大英博物館の有名な謎の「箱」
メソポタミアの古代都市ウルで、王家の墓から見つかった「箱」。贅沢な素材が使用され、ウルが経済的に豊かで盛んな交易を行っていたことがわかる。「スタンダード(軍旗)」と通称で呼ばれているが、用途は不明。片面には祝宴の様子が、もう片面には戦争の様子がモザイクで描かれている。豊かさが階級社会を生み出し、また豊かさを保つために近隣部族との覇権争いが繰り広げられたことが読み取れる。
楔形文字を刻んだ粘土板粘土 紀元前3100〜前3000年 イラク南部縦:6.8cm 横:9.4cm 厚さ:2.3cm
古代の給与記録、対価はビール筆記は、大勢の人々を指導者が管理する手段として発達した。この粘土板は最古の記録管理の一例で、労働者に配給するビールの量がメソポタミアの楔形文字で記されている。文字は右から左へ、行は上から下へと読み、逆三角形の容器の形がビールを表している。芦の尖筆スタイラスを粘土に押しつけて刻まれ、日干しして固められたため、何千年ものあいだ形を留めることができた。
アッシリアの戦士のレリーフ石膏 紀元前700〜前695年 イラク高さ:160cm 幅:111cm 厚さ:9cm
アウグストゥス帝の胸像大理石 酉暦1〜40年 イタリア高さ:71cm
老化しない 初代ローマ皇帝
初代ローマ皇帝アウグストゥスは、ヨーロッパからエジプトを含む北アフリカまで広大な地域を治めた。遠隔地まですべての臣民に自分の権威を伝えるため、帝国中に自らの公式の彫像を普及させた。250以上の像が現存する。死亡時には76歳になっていたにもかかかわらず描かれた顔はどれも若くたくましく、威光を恒久的に示している。
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