小父さんみたいな理屈屋はどうも詩は似合わない。でも下の「5人に3人(64%)に恋人がいない」なんて聞くと、時代が大きく変わったのかな?とも思う。ブログの訪問先3軒ほどの息子さんや娘さんが楽しくやっているのは例外的なのかな~?
もっと下には「萌(も)えキャラ」で癒されるみたいなことが書いてあるので萌えキャラとやらを画像検索してリンクをつけてみたが、小父さん的には「え~っ???」ってもんで、これこそ寺山修司さんの「半分愛してください/のこりの半分で・・・」とは、またかけ離れた世界な気がする。寺山修司氏は47歳の若さで亡くなっているのか!ん、割腹自殺をした三島由紀夫氏はもっと若くて45歳。きっとこの二人は若くてもたくさんの人生も経験したんだろうね。
天地人
<半分愛してください/のこりの半分で/だまって海を見ていたいのです/半分愛してください/のこりの半分で/人生を考えてみたいのです>。海を見たいのは男、人生を考えたいのは女。寺山修司の一編はそんな男と女を想像させる。でも半分は愛してほしいと求める、切ない恋情の詩である。
胸ときめく恋心とは、当今の若者は疎遠のようだ。きのうの本紙に「若者6割『交際相手なし』」とある。県の調査で未婚の20~30歳代の62%が「交際相手がいない」と答えた。対象が同じ内閣府の調査でも全国の5人に3人(64%)に恋人がいない実態が浮かび上がる。
内閣府調査では、恋人がいない人のうち4割が「欲しくない」と答えた。理由で最も多いのは「恋愛が面倒」(46%)だからだという。若者の恋愛離れが指摘されるが、「面倒」とは深刻だ。
周囲にはゲーム、アニメの 「萌(も)えキャラ」がいっぱい。パソコンや携帯電話と向き合えば、十分満たされる。相手の気持ちを忖度(そんたく)する煩わしさがない。心に傷を負う心配もない、ということか。
貧乏暇なし。恋愛どころではないとの見方もある。大学生は仕送りが減らされバイトに忙しい。社会人も非正規雇用者が増え恋愛するゆとりがない。割り勘のデートは辛(つら)い。恋の実りは人口対策につながる。ここでもカギを握るのはやはり経済・雇用政策か。 2015年8月25日(火)Web東奥