東海道新幹線内で焼身自殺か　２人死亡26人重軽傷 /　産経フォト

　車内で火災が発生し、停車する東海道新幹線　＝３０日午後、神奈川県小田原市（川口良介撮影）　　　　
　　

　　手荷物ノーチェックの新幹線。今後真似する人が出てこなければいいが！自殺者が小父さんの3つ上の71歳というのも妙に気になる。　

　　

　産経フォト　2015.6.30 20:35
　３０日午前１１時半ごろ、神奈川県小田原市上町付近を走行中の東京発新大阪行き東海道新幹線「のぞみ２２５号」（１６両編成）の１号車で、男がポリタンクに入った油のような液体をかぶり、ライターで火を付けた。車内では火災が発生し、２２５号は緊急停止した。県警によると、男は死亡。ほかに煙に巻き込まれたとみられる５０～６０代の女性も死亡した。.

　捜査関係者によると、男は所持品などから東京都杉並区の７１歳とみられる。県警は死亡した２人の身元確認を急ぐとともに、男が焼身自殺を図ったとみて、現住建造物等放火の疑いで捜査している。.

　小田原市消防本部によると、ほかに２６人が重軽傷を負った。いずれも命に別条はないという。新幹線の車内で起きた事件や事故としては過去最悪の被害。首相官邸は同日、危機管理センターに情報連絡室を設置した。.

　県警などによると、男は１号車の前方通路で頭から液体をかぶり、自らライターで火を付けたという。新幹線の運転士が火災に気付き、消火器で鎮火した。.

　亡くなった女性は１号車と２号車の間のデッキに倒れていた。争った形跡もなく、目立った外傷もないことから、県警は１号車にいたところ、逃げ遅れて煙に巻き込まれた可能性が高いとみている。.

　県警によると、車内には乗客約８３０人がおり、火災発生後に後方の車両へ移動。消火後、２２５号は小田原駅へ向かい、乗客は下車した。ＪＲ東海によると、この火災で、東海道新幹線は新横浜－小田原間の上下線で一時運転を見合わせ、午後６時４０分までに３７本が運休した。.