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ドイツ機墜落 日本人2人の名前を発表 / NHK NEWSWEB

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ドイツ機墜落 日本人2人の名前を発表

NHK NEWSWEB 3月25日 19時33分


外務省は、ドイツの航空会社の旅客機がフランス南東部の山間部に墜落した事故で、搭乗者名簿に含まれていた日本人2人について、いずれもドイツのデュッセルドルフ在住の男性だと発表し、フランスのマルセイユにある日本総領事館に設置した現地対策本部などを通じて安否の確認を急いでいます。

フランス南東部のアルプス山脈沿いの地域に、乗客乗員150人を乗せたドイツの格安航空会社の旅客機が墜落した事故で、外務省は、搭乗者名簿に、日本人とみられる2人の名前が含まれていたことから、情報収集を進めていました。
そして、外務省は、搭乗者名簿に含まれていた2人について、いずれもドイツのデュッセルドルフ在住で、60代の男性の永田敏さんと、40代の男性の佐藤淳一さんだと発表しました。
外務省は、フランス南部のマルセイユにある日本総領事館に設置した現地対策本部などを通じて、フランス政府やドイツ政府、それに、2人の家族と連絡を取り合うなどして、安否の確認を急いでいます。
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佐藤さんはドイツ駐在の商社社員

フランス南東部で墜落した旅客機の乗客名簿に名前があった日本人のうち、佐藤淳一さんは、東京に本社がある機械関連の商社「西華産業」の42歳の社員であることが会社への取材で分かりました。
東京に本社がある機械関連の商社「西華産業」によりますと、佐藤淳一さん(42)は、ドイツにある現地法人の支配人代行で、24日、スペインからデュッセルドルフの事務所に戻る予定になっていましたが、連絡が取れなくなっているということです。
このため現地法人のスタッフが、日本総領事館や航空会社に問い合わせた結果、佐藤さんの名前がこの旅客機の乗客名簿に載っているということが分かったということです。
佐藤さんは、北海道出身で、大阪での勤務を経て6年前の平成21年にドイツにある現地法人に営業担当として出向し、平成24年から支配人代行を務めていたということです。
西華産業は佐藤さんが旅客機に搭乗していたとみて東京の本社に対策本部を作り、情報収集に当たっています。
西華産業の阿部正典総務・人事部長は、「佐藤さんはドイツ語が堪能で、礼儀正しく、温厚な性格なので部下からも信頼が厚かった。墜落した旅客機に搭乗していたとはいまだに信じられない。会社をあげて安否の確認に向けて情報収集にあたりたい。佐藤さんには無事でいてもらいたい」と話していました。


対応に追われる現地法人

佐藤淳一さんが勤務しているデュッセルドルフの現地法人の事務所は航空会社と連絡を取るなど対応に追われています。
管理部門に所属している同僚の平野智大さん(32)によりますと、事務所では動揺が広がっているものの、営業は通常どおり続けているということです。
佐藤さんは、事業の管理や営業など幅広い仕事を担当していたということで、月に2回から3回のペースでヨーロッパ各地に出張し、今回は営業で、23日から1泊2日の日程で、スペインに出張していました。
佐藤さんについて、平野さんは「信頼でき、頼りがいのある存在でした。今も連絡がつきませんが、助かってほしいと願うばかりです」と話していました。


佐藤さんの父親「一緒に酒飲んだばかり」

佐藤淳一さんの実家がある北海道南部の江差町では、父親の幸男さんが取材に応じました。
幸男さんは25日朝、親族を通じて外務省からの連絡を受けたということです。
幸男さんは「今月7日と8日に、たまたま出張で息子が日本に来たので、去年亡くなった母親の一周忌の打ち合わせも兼ねて酒を酌み交わしながら話をしました。それが最後でした」と話していました。
幸男さんは27日、現地に向かうことにしています。


佐藤さんの恩師「間違いであってほしい」

佐藤淳一さんが学生だった当時、指導に当たった室蘭工業大学名誉教授の小幡英二さんは、「ニュースで名前を聞きましたが、まさか自分の教え子だとは思いませんでした。何かの間違いであってほしいです」と話していました。
佐藤さんは大学と大学院で応用化学を専攻していたということで、小幡さんは佐藤さんについて、「研究室に誰よりも早く来て、一番最後に帰るほど研究熱心で、これまで教えてきた学生の中でも飛び抜けて優秀でした。性格も明るく、研究室を切り盛りするリーダー的な存在で、周囲から信頼されていた」と話します。
卒業後も年賀状のやり取りを続けていて、4年前の正月には、子どもが産まれたことを知らせてきたということです。
小幡さんは、「幼い子どもがいて、彼の将来もこれからだという時なので、旅客機に搭乗していたのが本当であればとても残念です」と話していました。


佐藤さんの知人「信じられない」

佐藤淳一さんの学生時代からの知人は、「信じられない気持ちで、ことばが出ない」と話しています。
徳島大学大学院の太田光浩教授は20年ほど前、室蘭工業大学大学院の助手だったころに、応用化学の研究室に所属していた佐藤さんの修士論文の研究をサポートして論文を共同で書き上げたということです。
当時の佐藤さんは、武道の部活動と、研究や勉強を両立する活発な学生で、20人ほどいる研究室のまとめ役だったということです。
太田さんは、「佐藤さんは常に笑顔を絶やさない人なつっこい人柄で、先輩後輩を問わず周りのみんなから慕われていました。卒業後も帰省すると会いに来てくれました」と話しています。
ただ、最近は連絡がなく、佐藤さんがドイツに赴任していたことも今回の報道などで初めて知ったということです。
太田さんは、「信じられない気持ちで、ことばが出ないというのが正直なところです。安否に関するさまざまな情報が出ていますが、まだ確認されたわけではないので、僅かな望みかも知れませんが何とか無事に生きていてほしい」と話していました。


永田さんは鳥取県出身

フランス南東部で墜落した旅客機の乗客名簿に名前があった日本人のうち60代の永田敏さんは鳥取県琴浦町出身の男性だということが親族などへの取材で分かりました。
鳥取県琴浦町に住む、永田敏さんの親族の男性によりますと24日夜、外務省から墜落した旅客機の乗客名簿に永田さんの名前が載っているという連絡があったということです。
また、別の親族の女性によりますと、永田さんはKDDIの元社員で、今はドイツで暮らしているということです。
スペインには観光で訪れていたとということで、来月には一時帰国する予定だったということです。


永田さんの同級生「来月会う予定だった」

鳥取県琴浦町に住む永田敏さんの小学校からの同級生の男性によりますと、永田さんは、地元の中学校を卒業したあと、鳥取県米子市の工業高等専門学校に進学しました。
中学校の同級生らは、永田さんが帰国するたびに旧交を温めていたということで、去年11月に地元の飲食店で一緒に食事をしたほか、来月にも永田さんが帰国するのに合わせて同級生の集まりが予定されていたということです。


   


次から次へと悲惨なことが起こるね。小父さんが見たテレビではテロではなく、原因は全く見当がつかないということ。タイランド湾上空で消息を絶ったマレーシア航空370便墜落事故とは違ってアルプスに旅客機が粉々になって飛び散っていてるのを見ると航空機事故の怖さがひしひしと迫ってくる。やはり格安航空は安全が保てないのかなんとも思ってしまう。

 まだ安否確認は出来ていないようだが、事故の犠牲になられたの方々のご冥福をお祈りします。

    


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