記事/イタリア　財政破綻で巨大ゴキブリがナポリを占拠　　Ｎｅｗｓｗｅｅｋ

破産の末路　行政サービスが滞ると、世界有数の観光地もこの通り　Ciro Messere-Reuters　　


消毒が行き届かなくなった下水道でゴキブリが大繁殖。財政緊縮のおぞまし過ぎる副作用

2012年08月23日（木）16時19分　バービー・ラッツァ・ナドー
[2012年7月25日号掲載]

　巨大なゴキブリの姿を思い浮かべただけでむしずが走るタイプの人は、この記事を読まないほうがいい。イタリアのナポリを訪ねるのも、当分はやめたほうがいいだろう。今のナポリは巨大ゴキブリの大群に、文字どおり占領されているからだ。

　市内の下水道で卵からかえった大量のゴキブリが地上に進出してきたのは今月上旬のこと。債務危機のあおりで清掃局の予算が削減されたため、この１年間は一度も下水の清掃や消毒をしなかったせいだ。

　もともとナポリのゴミ収集システムは非効率で評判が悪く、ゴミの都と揶揄されてきた。しかも制度変更でゴミ収集車が早朝に来ることになったため、飲食店などは夜中のうちにゴミを出さねばならない。結果、腐りかけの食べ物が何時間も、下水溝の上に放置されることになった。しかも高温多湿。ゴキブリにとってはパラダイスだ。

　
　（続きを読みたい人は下をクリック下さい）
　市の職員は現在、１日に何度も下水道や飲食店に殺虫剤をまいて・・・





　財政が破綻するとこのようになるのか！こんな光景を直接、目にしたことがあるのは阪神淡路大震災の時の神戸の街くらいかな。

　いやー、日本ってどうにかこうにかなっているね。経済が破綻するということはこういうことなんですよ。一気に原発再稼働や消費増税論議に持っていくと論理の飛躍と言われるかもしれないけど、国家財政や地方行政の収支が納まらなくなると、イタリア、ナポリを笑ってばかりではおられないね。明日の我が身だと思うんですがね！


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