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余録:昭和の高度成長期、金融機関は競うように/貯金箱に入れた時のチャリンという音が心地よく

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貯金箱  古代犬(明治 伏見 土人形)写真と説明はすべて尼崎信用金庫・世界の貯金箱博物館HPから

  

余録:昭和の高度成長期、金融機関は競うように…

毎日新聞 2014年05月08日 00時30分(最終更新 05月08日 00時30分)


 昭和の高度成長期、金融機関は競うようにマスコット貯金箱を顧客に配った。「母の日」が近づくと、ためた小遣いで何を贈ろうかと思案した人も多いだろう

▲中高年の懐かしい記憶を呼び起こすのが、兵庫県尼崎市にある尼崎信用金庫の「世界の貯金箱博物館」だ。62カ国の約1万3000点を所蔵し、世界有数の規模を誇る。先月、開館以来30年の来館者が30万人を超えた

▲「たかが貯金箱と侮れません」と6代目館長の石山朋幸(いしやま・ともゆき)さんは言う。ヨーロッパでは古代ギリシャなどの献金箱が起源とされ、中世になると、必要な時にお金を使えるよう鍵付きのものが登場した。西洋の寄付文化を反映している

    
ヨーロッパでは、貴金属の小片などをいれてもらうために教会に置かれた「献金箱」が貯金箱のルーツといわれます。 これは貨幣が登場する前から使われており、古代エジプトやギリシャ、エルサレムなどの古い遺跡で発見されています。 

▲一方、穀物を保存するかめが始まりという日本の貯金箱は、割らないと中身を出せないものが多かった。備えを重んじる国民性の表れだ。人の形の貯金箱を比べると欧米の硬貨の投入口は頭頂部にあり、日本は背中や肩が目立つ。お国柄の違いを考えさせる文化遺産でもある

▲約150年前、南北戦争が終わった米国では鉄のからくり貯金箱がつくられた。動物がくわえたコインをバネ仕掛けで穴に入れるなどゲームのように楽しめ、今もなお作動する。近代国家を歩み始め富国強兵を進めた日本は勤勉倹約を奨励し、戦時中は「貯蓄報国(ちょちくほうこく)」を強いた。紙製の貯金箱が重苦しい時代を物語る

 
トリックドッグ貯金箱(19世紀アメリカ)犬の口にコインを置いてレバーを押すと、犬がとび上がってピエロの持った輪をくぐり、樽の中へコインを落とします。   

▲コスト高などで景品の貯金箱が減ったのも平成の沈んだ景気による。消費税率が8%になって、お釣りに1円玉や5円玉が交じり財布が膨らみがちだ。たまった小銭を貯金箱に入れた時のチャリンという音が心地よく聞こえる。そんなゆとりを心に蓄えたい。

  

 社会人になる前は、貯金箱を大切に大切にして質素な生活をしていたものだ。確か貯まったら預金していたと思う。ところが社会に出た途端に「自己啓発」という大義名分のもとに、もらったお金は財布が空になるまで使っていた気がする。世帯を持ってかみさんにがっちりと握られてから、小金が出来たのか出来なかったのかよく知らない(爆)。そして収入がなくなった今は、また社会人になる前のように始末する質素暮らしに戻った。

 そうだな、貯金箱をひとつ段取りしてバラ銭でも集めてみようかな?貯まったら、さて何に使おう?(笑)


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