南アフリカ・ダーバン(Durban)で開催されたBRICS首脳会議に出席した、議長国のジェイコブ・ズマ(Jacob Zuma)大統領(2013年3月27日撮影、資料写真)(c)AFP/ALEXANDER JOE
次の新興国は「MINT」か「PPICS」か「CIVETS」か?/ AFPBBNews
【4月16日 AFP】過去10年間、中国やロシアなどの新興市場の台頭は世界経済を立て直してきたが、市場の成熟とともにその勢いは減速しつつあり、新たな新興国に目が向けられはじめている。
金融危機の際にも世界経済を支えたブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの世界新興5か国「BRICS」だが、今は成長に苦しんでいる。そしてBRICSに続き、今後、新興国として大きなけん引力が期待されているのは「MINT」、「PPICS」、「CIVETS」だ。
3月後半、中国とブラジルで経済減速の兆しが顕著になったが、同じ時期、フランスの保険会社コファス(Coface)が「次世代の新興国(neo-emerging)」として注目する10か国を発表した。PPICS──ペルー、フィリピン、インドネシア、コロンビア、スリランカ──と、ケニア、タンザニア、ザンビア、バングラデシュ、エチオピアだ
コファスは、BRICSに競争力がなくなっていると指摘する。そして、たとえBRICSよりも経済規模が劣っていたとしても、今後新興国をけん引する役割を引き継ぐ可能性のある国がどこになるかという分析が必要とされているとした。
PPICS諸国はいずれも潜在成長率が4%を超えており、資源輸出に過度に依存していない他、経済も多様化している。また、成長を支え、外部からのショックをある程度吸収できる金融システムも備えている。
■割れる専門家の意見
米国による量的金融緩和の縮小によって、投資資金が新興国から先進国に戻り、BRICSを中心とした多くの新興市場はここ1年で弱体化している。ロシアでは、ウクライナ危機と資本流出の影響で経済が一段と悪化し、ブラジルでは米スタンダード&プアーズ(Standard & Poor’s)が国債を格下げした。
BRICSの名づけ親、ジム・オニール(Jim O'Neill)氏は、新たな新興国として、メキシコ、インドネシア、ナイジェリア、トルコの4か国(MINT)を提唱している。一方、英経済誌エコノミスト(Economist)の調査部門、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)は、コロンビア、インドネシア、ベトナム、エジプト、トルコ、南アフリカの6か国(CIVETS)を次の有望国とみている。
しかし、「とっぴな名前が付けられたブームは数年しか続かない」と冷静な見方をするのはINGインベストメント・マネジメント(ING IM)のストラテジスト、マールテンヤン・バッカム(Maarten-Jan Bakkum)氏。
バッカム氏は、「大きな新興市場ではレバレッジ解消が進んでいる。だが、それらの国のように過剰な資本流入がなかったフロンティア市場ではそれが起きていない」と話す。さらに、新たに注目されている新興国では当局による規制が障害で、流動性は特に大きな問題だと指摘した。(c)AFP/Aurélia END
難しい経済用語が並んでいるのでリンクを付けようと思ったら、どの用語の解説もかえって難しすぎる(笑)。経済予測って「MINT」か「PPICS」か「CIVETS」か?って競馬の予想屋さんと変わらないのかな?(笑)。事実、関連記事欄には 「IMF、日本の成長率見通しを下方修正 アベノミクスに警告」というのもあるね。み〜んなでしっかり予測して本命馬を示して下さい!(笑)。経済はちと難しいけど地理の勉強にはなるね(笑)。
次の新興国は「MINT」か「PPICS」か「CIVETS」か?/ AFPBBNews
【4月16日 AFP】過去10年間、中国やロシアなどの新興市場の台頭は世界経済を立て直してきたが、市場の成熟とともにその勢いは減速しつつあり、新たな新興国に目が向けられはじめている。
金融危機の際にも世界経済を支えたブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの世界新興5か国「BRICS」だが、今は成長に苦しんでいる。そしてBRICSに続き、今後、新興国として大きなけん引力が期待されているのは「MINT」、「PPICS」、「CIVETS」だ。
3月後半、中国とブラジルで経済減速の兆しが顕著になったが、同じ時期、フランスの保険会社コファス(Coface)が「次世代の新興国(neo-emerging)」として注目する10か国を発表した。PPICS──ペルー、フィリピン、インドネシア、コロンビア、スリランカ──と、ケニア、タンザニア、ザンビア、バングラデシュ、エチオピアだ
コファスは、BRICSに競争力がなくなっていると指摘する。そして、たとえBRICSよりも経済規模が劣っていたとしても、今後新興国をけん引する役割を引き継ぐ可能性のある国がどこになるかという分析が必要とされているとした。
PPICS諸国はいずれも潜在成長率が4%を超えており、資源輸出に過度に依存していない他、経済も多様化している。また、成長を支え、外部からのショックをある程度吸収できる金融システムも備えている。
■割れる専門家の意見
米国による量的金融緩和の縮小によって、投資資金が新興国から先進国に戻り、BRICSを中心とした多くの新興市場はここ1年で弱体化している。ロシアでは、ウクライナ危機と資本流出の影響で経済が一段と悪化し、ブラジルでは米スタンダード&プアーズ(Standard & Poor’s)が国債を格下げした。
BRICSの名づけ親、ジム・オニール(Jim O'Neill)氏は、新たな新興国として、メキシコ、インドネシア、ナイジェリア、トルコの4か国(MINT)を提唱している。一方、英経済誌エコノミスト(Economist)の調査部門、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)は、コロンビア、インドネシア、ベトナム、エジプト、トルコ、南アフリカの6か国(CIVETS)を次の有望国とみている。
しかし、「とっぴな名前が付けられたブームは数年しか続かない」と冷静な見方をするのはINGインベストメント・マネジメント(ING IM)のストラテジスト、マールテンヤン・バッカム(Maarten-Jan Bakkum)氏。
バッカム氏は、「大きな新興市場ではレバレッジ解消が進んでいる。だが、それらの国のように過剰な資本流入がなかったフロンティア市場ではそれが起きていない」と話す。さらに、新たに注目されている新興国では当局による規制が障害で、流動性は特に大きな問題だと指摘した。(c)AFP/Aurélia END
難しい経済用語が並んでいるのでリンクを付けようと思ったら、どの用語の解説もかえって難しすぎる(笑)。経済予測って「MINT」か「PPICS」か「CIVETS」か?って競馬の予想屋さんと変わらないのかな?(笑)。事実、関連記事欄には 「IMF、日本の成長率見通しを下方修正 アベノミクスに警告」というのもあるね。み〜んなでしっかり予測して本命馬を示して下さい!(笑)。経済はちと難しいけど地理の勉強にはなるね(笑)。