Quantcast
Channel: 小父さんから
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4329

記事/社説:ビートルズ50年 美しく常識を破った   毎日jp

$
0
0
毎日新聞 2012年08月02日 02時30分

 ロンドン五輪の開会式で元ビートルズのポール・マッカートニーさんが「ヘイ・ジュード」を熱唱したのが感動的だった。8万人の大合唱を聞いて、ついつい口ずさんでしまった人も少なくないだろう。報酬は1ポンド(約122円)だったと聞き、その心意気にも驚いた。

 ビートルズがデビューして50年になる。1962年8月にジョン・レノン、マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターの4氏にメンバーが固まり、70年まで活動した。世界中で大ヒットを続けたのは、その音楽がいかに普遍性を持っていたかを示しているだろう。

 ビートルズは自分たちで作った歌を発表し続けた。「イエスタデイ」や「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」の美しいメロディー、斬新なコード(和音)進行、クラシックやインド音楽を取り入れた試み。表現は深められていった。

 一方、歌詞も新鮮だった。作詞家の松本隆さんは、以前のポップスは「アイ・ラブ・ユー」の一人称や二人称の世界だったが、彼らは「シー・ラブズ・ユー」のように三人称を持ち込み、そのために社会が生まれ、都市を描けるようになったと述べている。

一方、音楽評論家で作詞家の湯川れい子さんは、それまでにはなかった歌詞の世界に注目した。「エリナー・リグビー」では孤独な人々、「フール・オン・ザ・ヒル」では愚か者が実は世界の摂理をわきまえているらしいことを題材にしている。「当時の常識では考えられません。何にも縛られずに、自分たちの言葉で日常的な思いから社会哲学までを歌った」と指摘する。

エリナー・リグビー   


 ビートルズの革命は髪形からライフスタイル、ソロになってからも含めて、反戦や難民救済のメッセージまで幅広い。彼らをどれだけ受け入れるかで、その国の自由度がはかられたこともあった。66年の初来日時に一部の識者が汚い言葉で批判したことなど、今では笑い話だろう。

 大衆音楽のスーパースターが登場する時は、メディアやマーケットの大きな革新と相乗していることが多いというのが湯川さんの持論だ。エルビス・プレスリー、ビートルズ、マイケル・ジャクソンらの背景にはテレビの普及、音楽産業の確立、MTV(音楽専門チャンネル)の存在、世界同時発売の進行など、その折々の情報配信と市場の変化があったという。

 今、さらに市場のグローバル化が進み、ネットが世界を覆っている。新しいスーパースターがそんな環境から生まれるのかもしれない。音楽に限らず、自由で多彩な表現を間口を広げて迎えたい。それがビートルズの教えてくれたことの一つだ。

 Eleanor Rigby 弦楽四重奏をバックにPaulが歌うはこちら 




 小父さんはビートルは好きだが、ビートルズ狂とまではいかない。10年くらい前は、ドラムのリンゴ・スターの言動に興味がわいた。最近は亡くなったジョージ・ハリスンの歌声かな?

 ロンドンオリンピックの開会式ではポール・マッカトニーが場を盛り上げた。ところが、今日の毎日新聞を開いたら社説に載っているじゃーないか!たぶんこの論説委員の方もビートルズ世代なんだな。何だか知らな「いがいがぐり頭」をしていた高校生の頃、魂を奪われてしまった(笑)ビートルズに、未だに気を惹かれるのも不思議な気持ちだ。カーステレオでよく流している“エリナー・リグビー”が何を唄っていたのか今初めて知った


  

   五輪体操:内村が金…個人総合決勝
体操男子個人総合決勝に出場した内村のあん馬=ロンドンのノースグリニッジ・アリーナで2012年8月1日、ゲッティ 



 内村航平をして「表彰台に上った時は夢かと思った」と言わせるんだね。内村君金メダルおめでとう! 




今日も訪問 ありがとうございます。
良かったら 下記のバーナーをクリック よろしくお願いします。


にほんブログ村 オヤジ日記ブログ 60代オヤジへにほんブログ村


Viewing all articles
Browse latest Browse all 4329

Trending Articles