米大リーグ・レイズの松井秀喜外野手(38)は不振でマイナー降格が現実味を帯び、今季でマリナーズとの5年契約が切れるイチロー外野手(38)の去就も不透明。日本を代表するメジャーリーガー2人に対し、プロ野球復帰を熱望する声が高まっている。受け皿として有力視されるのは、やはり資金力に勝る巨人。両雄並び立たずの格言通り、2人が同時に入団することは現実的に考えづらいが、それなら巨人のユニホームに袖を通す可能性が高いのはどちらなのか。
イチローと松井。仮に巨人が今オフ、どちらかの獲得に乗り出すとすれば…。カギを握るのはやはり、渡辺恒雄球団会長(86)の意向だろう。
実は、渡辺会長のイチローに対する評価は想像以上に高い。最近も「あれほど知性的な野球選手は、他に会ったことがない。監督はもちろん、オーナーや球団社長として経営に携わっても成功する器だ」と語るほどのほれ込みようなのだ。
2006年の第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にイチローが出場した際、アジアラウンド(東京)を主催した読売グループの総帥の渡辺会長は、歓迎パーティーの席で約1時間にわたって歓談。どうも、そのあたりから蜜月状態にあるようだ。
イチローもこのとき、「渡辺会長って、漫画に描かれているような(傲慢な?)人かと思っていたけれど、全然違った。礼儀正しくて言葉遣いの丁寧な人だった」と好印象だったことを明かしている。
そんなイチローも、メジャー移籍以来10年続けたシーズン200安打が昨季ストップ。今季も89試合出場時点で97安打と、残り試合にフル出場しても年間174本にしかならないペースだ。打率も2割6分前後を低迷している。
そもそも、メジャーではスター選手の契約最終年となれば球団側はつばを付ける意味で、シーズン前やシーズン中に翌年以降の契約について交渉を開始する。イチロー自身、07年7月にはマリナーズとの契約を5年延長することを早々と発表した。ところが、今年は球団側がシーズンオフを待って交渉を開始する方針を早々と表明。それだけマリナーズにとって、イチローの重要度がダウンしている証しといえる。
前回マリナーズと契約を更新した際には「ヤンキースと(読売)ジャイアンツ」を移籍先として真剣に検討したと、雑誌のインタビューで明かしたことのあるイチロー。
当時、巨人が常勝とほど遠い4年連続V逸の低迷期にあったからこそ、自分の巨人入りも“あり”と考えたという趣旨だった。今季セ・リーグのペナントレースで独走態勢を築きつつある現状とは違うが、イチローが置かれた立場もまた違う。
しかし長年の巨人ファンにしてみれば、栄光のユニホームを着るべき日本人メジャーリーガーといえば、10年間主軸を張った松井ではないのか。
そこで危惧されるのは、10年前のメジャー移籍の際、引き留めに必死だった球団との間に生じたあつれき。とりわけ渡辺会長との関係だ。
松井の周辺には「巨人に戻ることはありえない。メジャー移籍で“裏切り者といわれるかもしれない”とまで口にしたのは、巨人の引き留めを振り切って出ていく以上は2度と戻れないという覚悟の表れだった。その気持ちは今も変わっていない」と指摘する関係者もいる。
だが、筋を通すことを重んじる男だ。日本球界復帰を選んだ場合、今さら巨人以外のユニホームを着ることはさらに考えにくい。
渡辺会長も松井について「確かに、巨人に残ってほしかったが、どうしてもメジャーに挑戦したいというのだから致し方なかった」と述懐している。さらに「僕は松井君が米国へ渡るとき、英語の医学用語の本を贈った。僕が昔ワシントン支局時代に、一番困ったのが現地で医者にかかるときだったからだよ」と、関係者に意外なエピソードを明かしている。
相次ぐメジャー流出で、日本球界の現状は絶対的なスター不足。イチローと松井が現役を引退する前に、ぜひもう1度日本でプレーする姿を見てみたいと思うファンは多いが…さて。
■スター不在でもG強いぞ
松井やイチローほどの“スター”はいなくとも、巨人の勢いは止まりそうもない。
17日の阪神戦(甲子園)も、1回に5番・阿部慎之助捕手の適時打であっさり先制。先発したゴンザレス投手は安定感を欠いたが、継投で軽々と退けついに貯金を20まで伸ばした。
もはや、向かうところ敵なし。セ・リーグで唯一、3割以上打つ阿部をはじめ、移籍1年目の村田修一内野手、長野久義外野手らが機能。もしも松井かイチローが加わったとしたら、来季はどんな打線を組む?zakzak
あまり期待しないで目が行ったけど、やっぱり全部読んでしまった(笑)。zakzakさん、面白いこと記事を作るね〜。見習わなくっちゃー!
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