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記事/発信箱:生身の言葉=滝野隆浩(社会部)「スマホで道順を探そうと苦心している冒頭の顧問には・・・」

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毎日新聞 2012年07月18日 00時15分

 久しぶりに会った大手メーカー顧問の知人が、左手首に真新しいサポーターを巻いていた。ゴルフのしすぎか、と聞くと、スマートフォン(多機能携帯電話)のせいだという。なんでもスマホを買ったばかりとか。長い時間握りすぎてけんしょう炎になったらしい。還暦過ぎても夢中になることがあって幸せですね、と冷やかした。

 先日、ラジオの投書コーナーで、赤ちゃんに授乳しながらスマホを使う若い母親が問題視されていた。ふつう両手でやるものだから、携帯メール打ちのことかもしれない。「おっぱいあげるときぐらい、赤ちゃんをしっかり見つめてあげなきゃ」と出演者が言っていた。大津市では6月末、1歳7カ月の男児をおむつも替えずに放置して肺炎で死亡させた母親(29)が逮捕された。インターネット上のチャット(雑談)に夢中だったという。

 一心不乱にスマホとか携帯とかを打ち続けている人が多い。歩きながらでもやっている。ただ私は、授乳中にメールをしているお母さんに腹を立てる気にはならない。ぎょっとする光景ではあるけれど、もしかしたらその数分間だけが、愛児から目を離せる時間なのかもしれない。育児放棄の母も、チャットだけが何かに夢中になれる時間だったと供述しているという。ネットは楽園、心地よい「快の世界」なのだ。周囲がいくら批判しても始まらない。

 現実世界のちょっとした楽しさを教えてあげられれば、彼らは視線を上げるだろう。不快でしんどいことの多い世界ではあるけれど、生身の言葉の温かさで。たとえば、「あら、かわいい赤ちゃん!」のひと言とか。食事に行くことになり、スマホで道順を探そうと苦心している冒頭の顧問には、こう声をかけた。「駅まで行ければ、あとは何とかなりますよ!」




 わっはっは。こちらは、還暦から5年経ってスマホに挑戦しつづけている。昨夜はネットが切れていて、電話もメールも出来ない状態だったので、今朝一番にdocomoショップに駈けこもう思っていたら朝起きると繋がっていた。昨日は電源を切ったり、裏ぶたを外して電池を外して見たり、マニュアルをひっくり返して読むが、一向に分からなかったのに・・・。

 今日は散髪屋さんで携帯登録しているものをスマホに切り替えようとしたが、いくらパスワードを打っても画面のロックが解除されない

 そうだな、携帯だと歩きながらでも文字は打てたが、スマホは短い文でもなかなか打てない。まあ、小父さんも『駅まで行ければ、あとは何とかなりますよ!』程度しかまだ使えていないな〜。今日もdocomoショップに取り扱いを習いに行った。ちなみに上の写真は小父さんが挑んでいるスマホだ。なにしろ咄嗟の電話のかけ方、とり方にいつもウロウロしているんだから 


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