写真提供: Press Photo
ロシアNOW 2013年8月9日 ナタリア・ススリナ 毎日jp
8月に入るやいなや、ロシアの文房具店はイモ洗い状態になる。子供連れの家族が新年度(ロシアでは9月1日に新年度開始)に向けて、ペン、ノート、教科書、カバンなどをそろえるためだ。店の行列や押し合いへし合いを避けるために、ネットショップで必要な物を探し、家から注文する人も多い。
日本製ランドセルのこだわりに感動
2人の子供の父親である、法律家のアレクセイ・ムジフさんもこんな方法を使う。アレクセイさんは昨年、上の娘の入学の準備をしながら、通学用カバン選びに苦心していた。店頭で売られているのは、派手な模様付きのかさばる矯正ランドセルや、信頼しきれない中国製のランドセルばかり。だが、ネットでふと日本製のランドセルを見つけた。その見た目、素材、詳細へのこだわり、子供の姿勢への配慮に満足し、日本から直接購入することに。
アレクセイさんの兄弟で、同じく法律家のドミトリーさんも、このランドセルに感動し、この見事な日本の製品をロシアに輸入できないものかと考えた。確固たる決意でアイデアを実行に移し、今年6月にはロシア語のウェブサイト「ランドセ・ル(Randose.ru)」を立ち上げた。
「ソ連製ランドセルに似ている」
「ランドセルのメーカー探しに一番苦労した。ぴったりなメーカーを見つけるまで半年ほどかかったんだ。日本のメーカーのほとんどが、国内市場向けにしかランドセルをつくっていないからね」とドミトリーさん。
2人は日本製ランドセルの需要がロシアで高まると確信している。「ロシアの消費者はこだわりが強く、本物の質を評価する。日本は『メイド・イン・ジャパ ン(日本製)』という表示が、伝説的な日本の質の印だということを、ずっと前から全世界に示している。あと、日本製ランドセルのシルエットは、ソ連製ラン ドセルのものに似てて、親世代は子供時代を思いだすんだ」とドミトリーさん。
ロシア市場には現在、入学前の子供や学校に通う子供のための良質な製品が不足していると、2人は感じている。ロシア市場では売られていない、子供向けの他の製品を増やして、自分たちのネットショップの品ぞろえを拡大するため、今秋にも日本に行く計画を立てている。
こんなところで静かなブームがあるとは知らなんだ!小父さんも息子も長兄の嫁(義姉)から小学校の入学祝いにランドセルを貰い6年間使ったはずだ。どちらもりっぱな物だったので小父さんの6年生の頃は鞄が小っちゃくて女の子が笑っていたようだが、卒業まで使った。
ウィキペディアで見るかぎりメイド・イン・ジャパ ンの今の製品は、
「製作の大部分が手作業で行われ、1体に用いられる部品は金具も入れて100個以上となる。肩紐だけでも表材・裏材・ウレタンの型抜き、加工(糊付け・くるみ)、穴開け、ミシンがけ、かしめ、手縫いと10工程以上が必要となる」
らしい。どうなんだろう、これらは中国や東南アジアで作っているんだろうか!?いずれにしろ、日本製がいいという指定は嬉しいよね。
ロシアNOW 2013年8月9日 ナタリア・ススリナ 毎日jp
8月に入るやいなや、ロシアの文房具店はイモ洗い状態になる。子供連れの家族が新年度(ロシアでは9月1日に新年度開始)に向けて、ペン、ノート、教科書、カバンなどをそろえるためだ。店の行列や押し合いへし合いを避けるために、ネットショップで必要な物を探し、家から注文する人も多い。
日本製ランドセルのこだわりに感動
2人の子供の父親である、法律家のアレクセイ・ムジフさんもこんな方法を使う。アレクセイさんは昨年、上の娘の入学の準備をしながら、通学用カバン選びに苦心していた。店頭で売られているのは、派手な模様付きのかさばる矯正ランドセルや、信頼しきれない中国製のランドセルばかり。だが、ネットでふと日本製のランドセルを見つけた。その見た目、素材、詳細へのこだわり、子供の姿勢への配慮に満足し、日本から直接購入することに。
アレクセイさんの兄弟で、同じく法律家のドミトリーさんも、このランドセルに感動し、この見事な日本の製品をロシアに輸入できないものかと考えた。確固たる決意でアイデアを実行に移し、今年6月にはロシア語のウェブサイト「ランドセ・ル(Randose.ru)」を立ち上げた。
「ソ連製ランドセルに似ている」
「ランドセルのメーカー探しに一番苦労した。ぴったりなメーカーを見つけるまで半年ほどかかったんだ。日本のメーカーのほとんどが、国内市場向けにしかランドセルをつくっていないからね」とドミトリーさん。
2人は日本製ランドセルの需要がロシアで高まると確信している。「ロシアの消費者はこだわりが強く、本物の質を評価する。日本は『メイド・イン・ジャパ ン(日本製)』という表示が、伝説的な日本の質の印だということを、ずっと前から全世界に示している。あと、日本製ランドセルのシルエットは、ソ連製ラン ドセルのものに似てて、親世代は子供時代を思いだすんだ」とドミトリーさん。
ロシア市場には現在、入学前の子供や学校に通う子供のための良質な製品が不足していると、2人は感じている。ロシア市場では売られていない、子供向けの他の製品を増やして、自分たちのネットショップの品ぞろえを拡大するため、今秋にも日本に行く計画を立てている。
こんなところで静かなブームがあるとは知らなんだ!小父さんも息子も長兄の嫁(義姉)から小学校の入学祝いにランドセルを貰い6年間使ったはずだ。どちらもりっぱな物だったので小父さんの6年生の頃は鞄が小っちゃくて女の子が笑っていたようだが、卒業まで使った。
ウィキペディアで見るかぎりメイド・イン・ジャパ ンの今の製品は、
「製作の大部分が手作業で行われ、1体に用いられる部品は金具も入れて100個以上となる。肩紐だけでも表材・裏材・ウレタンの型抜き、加工(糊付け・くるみ)、穴開け、ミシンがけ、かしめ、手縫いと10工程以上が必要となる」
らしい。どうなんだろう、これらは中国や東南アジアで作っているんだろうか!?いずれにしろ、日本製がいいという指定は嬉しいよね。