記事/男の気持ち:気持ちは空き巣　神奈川県葉山町・荒川淳（無職・６０歳）　毎日jp

　写真はブログduram さんからお借りした　　

　　　

男の気持ち:気持ちは空き巣　神奈川県葉山町・荒川淳（無職・６０歳）　毎日jp

毎日新聞　2013年05月05日　東京朝刊

　この４月から退職後の生活に入った。持病の治療に専念するため、その後の仕事の予定はなく、病院へ行くほかは３６５連休ということになった。

　ついこの前までの忙しい毎日とは打って変わって、のんびりと１日が過ぎてゆく。気が緩んだせいか、今までしたことのない失敗をしてしまった。

　その日は妻が介護ヘルパー講習に出かけるので、雨の中途中駅まで送ってあげた。ヤレヤレと帰宅した車の中で青ざめた。違った鍵の束を持って出たために、家の鍵を閉じ込めてしまったのだ。家を閉めたのは妻で、鍵は妻が持って行ってしまっていた。

　　　　　

　雨も降り薄ら寒い中、何とか家に入れないか、気持ちは空き巣になって周囲をぐるぐる回ってみた。が、戸締まりは厳重でどうしようもない。そのうち便意をもよおして近くの公衆トイレに走った。昼食はコンビニでパンを買って済ませ、午後は町の図書館へ出かけて夕方まで時間をつぶした。

　家の中に入れないことがこんなにつらいとは想像もしなかった。久しぶりに妻の帰りを、恋い焦がれて待った１日であった。

　これからこんな失敗が増えていきそうであるが、妻よ、今日のように笑ってすませてもらいたい。

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　◇投稿規定

　本文約６００字。郵便番号・住所・氏名・年齢・職業・電話番号を明記し、〒１００−８０５１（住所不要）毎日新聞「女（男）の気持ち」係へ。



　これって分かるね〜。生活のサイクルががらっと変わるんだから。私もよく家内を送って一人家に戻ることがあるけど「もし鍵がなっかたら大変だ」といつも心配している。だって現役時代に夜家に帰って誰も居ないなんてことは、全くなかったんだから・・・。いつも出掛ける時に確認する。

　結婚した当初、勤めていたかみさんが会社に鍵を忘れて帰宅して、随分長い時間喫茶店で私を待っていたことがあったな〜。荒川淳さん、私はもうすぐ66才ですが、運よくそのような目に遭ったことはないですよ。

　　他の忘れ物は山とあったので、きっと運がよかったのでしょう（笑）。しかし、今からは、鍵への注意はもっと必要でしょうね。

　どうぞ、お体の方、くれぐれも日々も自愛ください 。


　　　


　　　

アイスランドポピーの花畑、昭和記念公園
2013年05月06日 19:31　発信地:東京 都内の国営昭和記念公園（Showa Memorial Park）にあるアイスランドポピーの花畑を走る男の子（2013年5月6日撮影）。(c)AFP/Toru YAMANAKA　AFPBB News にはあと5枚の写真あり。

　大型連休も終わりだが、北海道帯広市では6日に積雪3センチを記録したらしいし、北海道松前町はソメイヨシノが開花したという。今日は、西日本各地は相当気温も上がったのでようだ。「狭いニッポンそんなに急いでどこへ行く」なんて交通標語もあるけど、日本って広いんだね。







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