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「安倍氏の真の継承者」菅前首相、増す存在感 副総理起用案も / 毎日新聞

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奈良県立医科大付属病院を出る菅義偉前首相=奈良県橿原市で2022年7月8日午後8時56分、久保玲撮影 

毎日新聞  2022/7/25 19:15 有料記事

 自民党内で菅義偉前首相の存在感が高まり、動向に注目が集まっている。昨年9月の党総裁選で岸田文雄首相の対抗馬、河野太郎氏を応援し、岸田政権では「非主流派」の立場。だが、安倍晋三元首相の急死を受け、党内には「安倍路線の継承者」として、菅氏の復権に期待する声がある。9月上旬に予想される内閣改造・党役員人事では、挙党体制を築きたい岸田氏が菅氏を副総理などの要職に起用する案も取り沙汰される。

 「こんな状況では何も考えられない」「戦略なんて何もない」。安倍氏の死去を受け、党内の権力構造が一変するなか、菅氏は周囲にそう繰り返し、復権への無関心を強調し続けている。だが、菅氏の言葉を額面通りに受け取る政界関係者は少ない。

二階・森・菅系無所属で安倍派匹敵

 菅氏は25日夜、東京都内の中国料理店で二階俊博元幹事長、森山裕総務会長代行らと会食した。関係者によると、会食では9月に想定される内閣改造・党役員人事をにらみ「岸田政権との向き合い方」が議題になるという。

 二階、森山両派は党主要幹部ポストを持たない非主流派だが、両派と菅氏を支持する無派閥議員グループ「ガネーシャの会」などが連携すれば「最大80~90人規模」(菅氏周辺)となり、最大派閥の安倍派(97人)に匹敵する。菅氏は非主流派の結集を視野に、縦割り行政打破などを掲げた党内勉強会の立ち上げを検討してきた。菅氏が7年8カ月にわたり、官房長官として支えた安倍氏と手を携えて首相に対抗するとの見方もあった。

 だが、安倍氏の死去を受けた党内の主導権争いと受け止められることを避けるため、菅氏の勉強会構想は凍結された。連携を模索していたとされる安倍氏を亡くし、菅氏の影響力が低下するとの見方もある。

参院選演説で自身の政策に手応え

 一方で、菅氏に近い議員は「首相に不満を持つ議員の受け皿として、むしろ菅氏の存在感は党内で増している」と話す。別の側近議員は「安倍氏の真の継承者は、改革路線を受け継いだ菅さんしかいない」と指摘し、「安倍氏がやり残した政策課題について勉強を重ねれば、自然と岸田政権への対抗軸になる」と語る。

 菅氏自身は参院選候補者の応援演説で、新型コロナワクチン接種の加速や携帯電話料金の値下げなど菅政権の「実績」に有権者の前向きな反応が寄せられたことに手応えを感じている。参院選で露呈した党執行部と公明党との連携不足という弱点も、公明の支持母体・創価学会と太いパイプを持つ菅氏の価値を高める要因になっている。

 菅氏の「副総理起用案」が取り沙汰されることについて、菅氏を支持する重鎮議員は「菅氏の意向を探るため、官邸が観測気球を上げているのだろう」と推測。「政権にとって、菅氏が無視できない存在になっているということだ」と解説した。【李舜、東久保逸夫】
 
 あ~あ、これが日本という村社会の構図なのかい?今からでも「余録  動物作家、戸川幸夫さんの小説『人喰鉄道』は…」のような英国政治に学ぼうとしようとする若い自民党議員はいないのか?総務会長の福田達夫さん、旗振りしませんか?

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