今季最終戦となるマリナーズ戦の初回に46号先頭打者本塁打を放つエンゼルスの大谷翔平=シアトルで2021年10月3日、AP
「野球の神様」超えた大谷翔平 全ての才能を発揮、可能性さらに
毎日新聞 2021/10/4 18:19
メジャーリーグの歴史を変え、球界を超えて全米の注目を集めた若武者のシーズンが幕を閉じた。エンゼルスの大谷翔平選手(27)は今季、「試合に貢献できる頻度が高いということは選手としてもやりがいがある」との言葉通り、投げて、打って、走った。世界最高峰の舞台で全ての才能を遺憾なく発揮し、野球選手の可能性を広げてみせた。
4年目の今季、貫いてきた投打の「二刀流」が大きく花開いた。2018年10月に右肘を、19年9月には左膝を手術したこともあり、成功に懐疑的な見方が少なくなかったが、初めて投打同時出場を果たした4月4日のホワイトソックス戦で早くも常識を覆した。投手として100マイル(約161キロ)以上を9度計測し、打っては第1打席で右中間に先制2号ソロをたたき込んだ。
1996年にドジャースの野茂英雄氏がロッキーズ戦でノーヒットノーランを達成した写真1枚だけのニュースには快挙だと喜んだものだ。 2001年にイチロー氏がマリナーズの入団した時は、よく特集番組で活躍とチームメートの話が見聞き出来るだけでもワクワクしていた。2009年にヤンキースの松井秀喜氏がワールドシリーズでMVPを獲った時なんて、確か車をどこかに止めて夢中でカーテレビを観ていたと思う。2007年かな?レッドソックスに入団した松坂大輔氏がオープン戦より前に大学の野球部とのテストマッチ?をやった時なんてNHKのBS1が現地からの放送を入れ、野球解説者の長谷川滋利氏が「グッドジョップ!」なんて声かけながらのインタビューまで中継された。
ところが、ところが、大谷翔平選手は快挙だらけで、ワクワクし通しの上に先日の自民党の総裁選のように、テレビを点けたらいつも出てくるし、「グッドジョップ」はごく普通の出来事のゆにになってしまった。その凄さを受ける私の感覚も麻痺してしまっている(笑)。大リーグMLBジャックしてしまったみたい。グラウンドではいつも、対戦相手の1塁手や審判とも笑顔で話しているし、その直後に2塁にスライディングして盗塁してるし、野球の面白さをとことん見せてくれた。ホームランキングこそ逸したが、今日の最終戦でホームランを打つことが出来たことは本当によかった。
【大谷翔平】ぶっ放した~っ!ホームラン46号!松井秀喜以来2人目の100打点到達!全人類を元気にする一発だ大谷翔平さん!!(ホームランの打席のみ) /2021年10月4日 エンゼルス対マリナーズ
イチローさん「誰も経験がない境地、挑んでいるすごみ」 大谷を称賛
毎日新聞 2021/10/4 17:46
米大リーグ、マリナーズで会長付特別補佐を務めるイチローさん(47)が3日、エンゼルスの大谷翔平の今季活躍に言及し「中心選手として長い間プレーするには1年間、全力でプレーした軸となるシーズンが不可欠だ。それが今年築けたのではないか」と意義を強調した。
自身は日本人野手初の大リーガーとして1年目から前人未到の10年連続200安打を達成した。「比較対象がないこと自体が誰も経験したことがない境地に挑んでいるすごみであり、その物差しを自らつくらなくてはならない宿命でもある。2021年は具体的な数字で一定の答えを示した年だと思う」とたたえた。(共同)
「野球の神様」超えた大谷翔平 全ての才能を発揮、可能性さらに
毎日新聞 2021/10/4 18:19
メジャーリーグの歴史を変え、球界を超えて全米の注目を集めた若武者のシーズンが幕を閉じた。エンゼルスの大谷翔平選手(27)は今季、「試合に貢献できる頻度が高いということは選手としてもやりがいがある」との言葉通り、投げて、打って、走った。世界最高峰の舞台で全ての才能を遺憾なく発揮し、野球選手の可能性を広げてみせた。
4年目の今季、貫いてきた投打の「二刀流」が大きく花開いた。2018年10月に右肘を、19年9月には左膝を手術したこともあり、成功に懐疑的な見方が少なくなかったが、初めて投打同時出場を果たした4月4日のホワイトソックス戦で早くも常識を覆した。投手として100マイル(約161キロ)以上を9度計測し、打っては第1打席で右中間に先制2号ソロをたたき込んだ。
1996年にドジャースの野茂英雄氏がロッキーズ戦でノーヒットノーランを達成した写真1枚だけのニュースには快挙だと喜んだものだ。 2001年にイチロー氏がマリナーズの入団した時は、よく特集番組で活躍とチームメートの話が見聞き出来るだけでもワクワクしていた。2009年にヤンキースの松井秀喜氏がワールドシリーズでMVPを獲った時なんて、確か車をどこかに止めて夢中でカーテレビを観ていたと思う。2007年かな?レッドソックスに入団した松坂大輔氏がオープン戦より前に大学の野球部とのテストマッチ?をやった時なんてNHKのBS1が現地からの放送を入れ、野球解説者の長谷川滋利氏が「グッドジョップ!」なんて声かけながらのインタビューまで中継された。
ところが、ところが、大谷翔平選手は快挙だらけで、ワクワクし通しの上に先日の自民党の総裁選のように、テレビを点けたらいつも出てくるし、「グッドジョップ」はごく普通の出来事のゆにになってしまった。その凄さを受ける私の感覚も麻痺してしまっている(笑)。大リーグMLBジャックしてしまったみたい。グラウンドではいつも、対戦相手の1塁手や審判とも笑顔で話しているし、その直後に2塁にスライディングして盗塁してるし、野球の面白さをとことん見せてくれた。ホームランキングこそ逸したが、今日の最終戦でホームランを打つことが出来たことは本当によかった。
【大谷翔平】ぶっ放した~っ!ホームラン46号!松井秀喜以来2人目の100打点到達!全人類を元気にする一発だ大谷翔平さん!!(ホームランの打席のみ) /2021年10月4日 エンゼルス対マリナーズ
イチローさん「誰も経験がない境地、挑んでいるすごみ」 大谷を称賛
毎日新聞 2021/10/4 17:46
米大リーグ、マリナーズで会長付特別補佐を務めるイチローさん(47)が3日、エンゼルスの大谷翔平の今季活躍に言及し「中心選手として長い間プレーするには1年間、全力でプレーした軸となるシーズンが不可欠だ。それが今年築けたのではないか」と意義を強調した。
自身は日本人野手初の大リーガーとして1年目から前人未到の10年連続200安打を達成した。「比較対象がないこと自体が誰も経験したことがない境地に挑んでいるすごみであり、その物差しを自らつくらなくてはならない宿命でもある。2021年は具体的な数字で一定の答えを示した年だと思う」とたたえた。(共同)