古舘伊知郎さん
政治家のウソ、薄っぺらじゃない? 自民党総裁選は「盆踊り」 元キャスター・古舘伊知郎さん
毎日新聞 2021/10/1 東京夕刊 有料記事
自民党の新しいリーダーに岸田文雄氏が選ばれ、菅義偉政権が終わる。いよいよ衆院選だ。なのに、政治家の急所をえぐる「ニュースの顔」が見当たらず、ちょっとさびしい。あの人なら今、お茶の間に何を伝えるだろう。テレビ朝日「報道ステーション」の元キャスター、古舘伊知郎さん(66)を訪ねると、おなじみの毒のあるフルタチ節がさく裂した。
「岸田さんは宏池会だから本来はハト派なんでしょうけど、皮肉にも『現状維持』を望む党保守派に選ばれたってことですよね? 麻生派と細田派の支持を取り付けたいがために、無難なことばかり言ってましたし。総裁選は結局、演出されたエセのカタストロフィー(大変動)だった、ってことでしょう」
報ステ降板後、5年ぶりの全国紙登場となる古舘さん。のっけから新総裁をばっさり斬ると、さらにこう続けた。
自民党の総裁室の椅子に座る岸田文雄新総裁=東京都千代田区の同党本部で9月29日、竹内幹撮影
「総裁選、ずーっとテレビでやってましたよね? 国政選挙じゃあるまいし、投票権のある党員なんて有権者の1%ぐらいしかいないのに、党のスポークスマンみたいな評論家が、一発で決まれば河野太郎さん、決選投票なら細田派が岸田さんに乗り換える、なんて得意げにパズルをしていた。コップの中の嵐を、見事に一般人を巻き込んだイベントにしちゃった。僕がキャスターだったら『自民党の盆踊りをじっくり観察するのはやめましょうよ』って言ったかな」
息もつかせぬ爆発的な「しゃべくり」名人の古舘さんだが、キャスター時代は慎重に「言葉のボルダリング」をしていた。スポーツクライミングで、どのホールド(突起物)に手をかけるかを熟考するように、言葉の選択に細心の注意を払ったという。だが、目の前に現れた古舘さんは、現役では話しづらいけど、引退したら話せるってことはあるんです、と涼しい顔で言ってのけた。ぺろりと舌を出すような「あまのじゃく」ぶりが、いかにも古舘さんらしい。盆踊りに見立てた総裁選の感想を聞くと、こう切り返された。
「踊り手の一人一人が、実はこんな政策や思想を封印してるんだとか評論家に言われたところで、そもそも政治家なんて人たちは鉄の信条、なさそうな気がしません? よく言えば融通むげ。風向きによって、うまく帆を立てますもんね」。
さらりとした調子でそう言いつつ、岸田氏に敗れた3人についても辛辣(しんらつ)な比喩を用いてみせる。
「女系天皇容認も反原発も変えちゃいましたよね。昨日までラーメン屋だったけど、今日からカフェ始めますって内装を全部変えちゃった」(河野氏評)
「『いわゆるサナエノミクス』にはぶっ飛びました。本人が言うか? 誰も言ってねえよって。でもマラソンのラビット(好記録を出すためのペースメーカー)役として盛り上げましたよね」(高市早苗氏評)
「新総裁は『私以外の誰かがなるでしょう』なんて正直に言っちゃった。この人、候補者なのに総裁選を俯瞰(ふかん)しちゃった。自虐的な予言者になっちゃいましたよね」(野田聖子氏評)
手厳しく自民を皮肉るが、かといって野党にもなびかない。
「小沢一郎さんが『権力欲のために信念を曲げるなら、政治家とは言えない』なんてやってたでしょ? それなら、あなたもそうですよね、と。野党も反対のための反対しかしてないし、どうも動きが硬い。もっと伸縮自在なアコーディオンみたいに柔軟な政策を見せてもらわないと。自民がダメだから野党がんばれ、とはならないですよね」
報ステの看板キャスターとして12年。キレのある言葉で時事ネタに切り込んだが、自らをジャーナリストだと思ったことはないという。
「僕は電気紙芝居って呼ばれたテレビから出た『あおり屋』ですから。本来、とっぽいヤツなんです。その原点を忘れてジャーナリスト気取りになるのが一番いけないって思ってました」
報ステのキャスター時代、「○×をあす逮捕」という特ダネのニュースを「まるで天気予報ですね。なら、どうして警察は今日逮捕しないんでしょうか?」と論評し、警視庁キャップの記者と大げんかした。「申し訳ないと謝りましたが、視聴者目線の素朴な疑問だよって心の中で思ってました。そっち(ジャーナリスト)側にはいかねーぞって決めてましたから」
古館さんが強く意識したのは、迷いながら真ん中でふらふらする自分だ。
「選挙でいえば、僕は究極の浮動票。右とか左とか、保守とかリベラルとか、どちらかの原理主義にならない不埒(ふらち)な柔軟性を昔も今も大事にしている」
とっぽくあるからこそ、政治家の言葉には注意を払った。例えば、暴言を吐いた議員による釈明の場面。「私の発言が誤解を招いたとすれば……、陳謝に値することであり……、報道が繰り返し報じることで私の言葉が独り歩きした……、なんてやるでしょ? 誤解を招いたのは、俺の言葉を理解できない国民がバカだからって言ってるわけですよね。それに言葉が独り歩きするかって。街角で言葉がゾンビみたいに歩いてたら、そりゃホラーですよ」
政治家にもおもねらず、ジャーナリズムにも迎合しない。常にヤジロベエの真ん中で物事を見つめる。このスタンスが視聴者に歓迎され、古舘さんを「ニュースの顔」たらしめた理由なのかもしれない。
白日夢から覚めた国民
それにしても今の政治、与党にも野党にも不信感を抱く人が多いのではないか。ここで古舘さん、自民党を誕生させた戦後の保守合同の立役者で「寝業師」と称された政治家、三木武吉の言葉を持ち出した。
「政治家はたとえウソをつかなければいけない場合でも、誠心誠意のウソをつかなければならないって彼は言ってる。仮にウソが僕たちを明るい未来へと導いてくれるとしても、誠意がなければ国民の期待を裏切り、信頼を失うってことです。僕らにだって、これから先が良くなるなら、だまされたい、夢を見たいって願望があるのは否めない。でも今の政治家は、あまりにも薄っぺらなウソをつきすぎている」
引き合いに出したのが、今夏の東京オリンピックだ。
「大会をやっていいものかって、ずっと僕も分からなかった。スポーツ大好きだからやってほしいし、でもコロナの感染状況を考えるとってね。で、いざ大会が始まったら、選手のスーパープレーに酔いたいから、無理やり感動しようとする自分がいた。気持ちが完全に分裂しちゃった」
だってそりゃそうですよ、と古舘さんは続けた。
「菅義偉首相も安倍晋三前首相も『コロナに打ち勝った証し』としての五輪を開催するって言ったんですよ。その理屈はないよね、そりゃだまされないよって。三文芝居もいいところですよね」
こうした不誠実なウソが積み重なり、菅首相の退陣を決定的にしたのは、新型コロナウイルス感染者の入院制限だと古舘さんは見る。
「重症者だけ入院させます、あとは『自宅療養』って、それは自宅療養じゃない。『自宅放置』ですよ。あれで僕らは完全に夢から覚めちゃった。こりゃダメだなって」
確かに、ここ最近の政権が使う言葉は、何かふわふわしてゴリッとした現実感が伴わない。
「安倍首相の時代から、国民は白日夢を見せられてきた気がする。アベノミクスが成功し、株価が上がり、僕たちの暮らしが良くなったっていう夢ですよね。それは、こちらが夢を見たい、ウソにだまされたい、という願望があったから成立していた。でも、新型コロナ対応で完全に夢から覚めましたよね」
今回の総裁選を“お色直し”と表現した「ニュースの顔」は、昨今の報道にも舌鋒(ぜっぽう)を向けた。
「『ニュースの深掘り』なんて言っときながら、ちっとも深く掘らない。浅瀬で潮干狩りやっているようなもんです。ビックリするぐらい優等生」。
そして、こう語調を強めた。
「もっとチンピラ魂を持っていい。多くの人が同調圧力を感じている時代です。政治にそんたくして、それをそのままテレビで凝縮して報道してしまったら、言葉は空疎になるばかりです。空気を読むな、水を差せってことです」
そういえば、10月4日から元NHKキャスターの大越健介さんが報ステに登板する。
「ジャーナリストが真ん中に座るニュース番組ってのは、今のテレビでは古くて新しい。彼はオーガニックコットンみたいに肌にやさしい感じを装いながら、押さえるところは押さえる。期待しています」。
エールを送りながら、こう締めくくった。
「これからも僕はちょこまか、ちょこまかと世の中に水を差したいな。誰かに怒られても、キャスターを辞めても、しゃべり手人生、ずっと続けたいんで」【川名壮志】
■人物略歴
古舘伊知郎(ふるたち・いちろう)さん
1954年、東京都生まれ。テレビ朝日アナウンサーを経てフリー。独特な表現を用いたプロレスやF1の実況が人気を呼び、紅白歌合戦の司会も。2004~16年、「報道ステーション」キャスター。トークライブ「トーキングブルース」の全国ツアーを開催。
私は、仕事も忙しかったからか古舘さんの「報道ステーション」もあまり見ていない。ただMCになりたての頃、石原慎太郎氏がゲストに出て、上から目線だったと思う「しっかりしなさいよ、そんなことじゃーダメだよ」みたいなことを言った時(小馬鹿にしいたと思う)、烈火のごとく興奮して「前には応援してくれいたじゃーないですか。私は私なりに頑張っています!」とやり合ったことを思い出した。今では怖い者なしみたいですね。でもこの記事は総裁選に感じた平均的国民の声に聞こえましたね。それだけ無駄な時間をあらゆるマスメデイアを使って来る総選挙の運動を展開したことは事実だと思う。古舘伊知郎さん有難うございました。
政治家のウソ、薄っぺらじゃない? 自民党総裁選は「盆踊り」 元キャスター・古舘伊知郎さん
毎日新聞 2021/10/1 東京夕刊 有料記事
自民党の新しいリーダーに岸田文雄氏が選ばれ、菅義偉政権が終わる。いよいよ衆院選だ。なのに、政治家の急所をえぐる「ニュースの顔」が見当たらず、ちょっとさびしい。あの人なら今、お茶の間に何を伝えるだろう。テレビ朝日「報道ステーション」の元キャスター、古舘伊知郎さん(66)を訪ねると、おなじみの毒のあるフルタチ節がさく裂した。
「岸田さんは宏池会だから本来はハト派なんでしょうけど、皮肉にも『現状維持』を望む党保守派に選ばれたってことですよね? 麻生派と細田派の支持を取り付けたいがために、無難なことばかり言ってましたし。総裁選は結局、演出されたエセのカタストロフィー(大変動)だった、ってことでしょう」
報ステ降板後、5年ぶりの全国紙登場となる古舘さん。のっけから新総裁をばっさり斬ると、さらにこう続けた。
自民党の総裁室の椅子に座る岸田文雄新総裁=東京都千代田区の同党本部で9月29日、竹内幹撮影
「総裁選、ずーっとテレビでやってましたよね? 国政選挙じゃあるまいし、投票権のある党員なんて有権者の1%ぐらいしかいないのに、党のスポークスマンみたいな評論家が、一発で決まれば河野太郎さん、決選投票なら細田派が岸田さんに乗り換える、なんて得意げにパズルをしていた。コップの中の嵐を、見事に一般人を巻き込んだイベントにしちゃった。僕がキャスターだったら『自民党の盆踊りをじっくり観察するのはやめましょうよ』って言ったかな」
息もつかせぬ爆発的な「しゃべくり」名人の古舘さんだが、キャスター時代は慎重に「言葉のボルダリング」をしていた。スポーツクライミングで、どのホールド(突起物)に手をかけるかを熟考するように、言葉の選択に細心の注意を払ったという。だが、目の前に現れた古舘さんは、現役では話しづらいけど、引退したら話せるってことはあるんです、と涼しい顔で言ってのけた。ぺろりと舌を出すような「あまのじゃく」ぶりが、いかにも古舘さんらしい。盆踊りに見立てた総裁選の感想を聞くと、こう切り返された。
「踊り手の一人一人が、実はこんな政策や思想を封印してるんだとか評論家に言われたところで、そもそも政治家なんて人たちは鉄の信条、なさそうな気がしません? よく言えば融通むげ。風向きによって、うまく帆を立てますもんね」。
さらりとした調子でそう言いつつ、岸田氏に敗れた3人についても辛辣(しんらつ)な比喩を用いてみせる。
「女系天皇容認も反原発も変えちゃいましたよね。昨日までラーメン屋だったけど、今日からカフェ始めますって内装を全部変えちゃった」(河野氏評)
「『いわゆるサナエノミクス』にはぶっ飛びました。本人が言うか? 誰も言ってねえよって。でもマラソンのラビット(好記録を出すためのペースメーカー)役として盛り上げましたよね」(高市早苗氏評)
「新総裁は『私以外の誰かがなるでしょう』なんて正直に言っちゃった。この人、候補者なのに総裁選を俯瞰(ふかん)しちゃった。自虐的な予言者になっちゃいましたよね」(野田聖子氏評)
手厳しく自民を皮肉るが、かといって野党にもなびかない。
「小沢一郎さんが『権力欲のために信念を曲げるなら、政治家とは言えない』なんてやってたでしょ? それなら、あなたもそうですよね、と。野党も反対のための反対しかしてないし、どうも動きが硬い。もっと伸縮自在なアコーディオンみたいに柔軟な政策を見せてもらわないと。自民がダメだから野党がんばれ、とはならないですよね」
報ステの看板キャスターとして12年。キレのある言葉で時事ネタに切り込んだが、自らをジャーナリストだと思ったことはないという。
「僕は電気紙芝居って呼ばれたテレビから出た『あおり屋』ですから。本来、とっぽいヤツなんです。その原点を忘れてジャーナリスト気取りになるのが一番いけないって思ってました」
報ステのキャスター時代、「○×をあす逮捕」という特ダネのニュースを「まるで天気予報ですね。なら、どうして警察は今日逮捕しないんでしょうか?」と論評し、警視庁キャップの記者と大げんかした。「申し訳ないと謝りましたが、視聴者目線の素朴な疑問だよって心の中で思ってました。そっち(ジャーナリスト)側にはいかねーぞって決めてましたから」
古館さんが強く意識したのは、迷いながら真ん中でふらふらする自分だ。
「選挙でいえば、僕は究極の浮動票。右とか左とか、保守とかリベラルとか、どちらかの原理主義にならない不埒(ふらち)な柔軟性を昔も今も大事にしている」
とっぽくあるからこそ、政治家の言葉には注意を払った。例えば、暴言を吐いた議員による釈明の場面。「私の発言が誤解を招いたとすれば……、陳謝に値することであり……、報道が繰り返し報じることで私の言葉が独り歩きした……、なんてやるでしょ? 誤解を招いたのは、俺の言葉を理解できない国民がバカだからって言ってるわけですよね。それに言葉が独り歩きするかって。街角で言葉がゾンビみたいに歩いてたら、そりゃホラーですよ」
政治家にもおもねらず、ジャーナリズムにも迎合しない。常にヤジロベエの真ん中で物事を見つめる。このスタンスが視聴者に歓迎され、古舘さんを「ニュースの顔」たらしめた理由なのかもしれない。
白日夢から覚めた国民
それにしても今の政治、与党にも野党にも不信感を抱く人が多いのではないか。ここで古舘さん、自民党を誕生させた戦後の保守合同の立役者で「寝業師」と称された政治家、三木武吉の言葉を持ち出した。
「政治家はたとえウソをつかなければいけない場合でも、誠心誠意のウソをつかなければならないって彼は言ってる。仮にウソが僕たちを明るい未来へと導いてくれるとしても、誠意がなければ国民の期待を裏切り、信頼を失うってことです。僕らにだって、これから先が良くなるなら、だまされたい、夢を見たいって願望があるのは否めない。でも今の政治家は、あまりにも薄っぺらなウソをつきすぎている」
引き合いに出したのが、今夏の東京オリンピックだ。
「大会をやっていいものかって、ずっと僕も分からなかった。スポーツ大好きだからやってほしいし、でもコロナの感染状況を考えるとってね。で、いざ大会が始まったら、選手のスーパープレーに酔いたいから、無理やり感動しようとする自分がいた。気持ちが完全に分裂しちゃった」
だってそりゃそうですよ、と古舘さんは続けた。
「菅義偉首相も安倍晋三前首相も『コロナに打ち勝った証し』としての五輪を開催するって言ったんですよ。その理屈はないよね、そりゃだまされないよって。三文芝居もいいところですよね」
こうした不誠実なウソが積み重なり、菅首相の退陣を決定的にしたのは、新型コロナウイルス感染者の入院制限だと古舘さんは見る。
「重症者だけ入院させます、あとは『自宅療養』って、それは自宅療養じゃない。『自宅放置』ですよ。あれで僕らは完全に夢から覚めちゃった。こりゃダメだなって」
確かに、ここ最近の政権が使う言葉は、何かふわふわしてゴリッとした現実感が伴わない。
「安倍首相の時代から、国民は白日夢を見せられてきた気がする。アベノミクスが成功し、株価が上がり、僕たちの暮らしが良くなったっていう夢ですよね。それは、こちらが夢を見たい、ウソにだまされたい、という願望があったから成立していた。でも、新型コロナ対応で完全に夢から覚めましたよね」
今回の総裁選を“お色直し”と表現した「ニュースの顔」は、昨今の報道にも舌鋒(ぜっぽう)を向けた。
「『ニュースの深掘り』なんて言っときながら、ちっとも深く掘らない。浅瀬で潮干狩りやっているようなもんです。ビックリするぐらい優等生」。
そして、こう語調を強めた。
「もっとチンピラ魂を持っていい。多くの人が同調圧力を感じている時代です。政治にそんたくして、それをそのままテレビで凝縮して報道してしまったら、言葉は空疎になるばかりです。空気を読むな、水を差せってことです」
そういえば、10月4日から元NHKキャスターの大越健介さんが報ステに登板する。
「ジャーナリストが真ん中に座るニュース番組ってのは、今のテレビでは古くて新しい。彼はオーガニックコットンみたいに肌にやさしい感じを装いながら、押さえるところは押さえる。期待しています」。
エールを送りながら、こう締めくくった。
「これからも僕はちょこまか、ちょこまかと世の中に水を差したいな。誰かに怒られても、キャスターを辞めても、しゃべり手人生、ずっと続けたいんで」【川名壮志】
■人物略歴
古舘伊知郎(ふるたち・いちろう)さん
1954年、東京都生まれ。テレビ朝日アナウンサーを経てフリー。独特な表現を用いたプロレスやF1の実況が人気を呼び、紅白歌合戦の司会も。2004~16年、「報道ステーション」キャスター。トークライブ「トーキングブルース」の全国ツアーを開催。
私は、仕事も忙しかったからか古舘さんの「報道ステーション」もあまり見ていない。ただMCになりたての頃、石原慎太郎氏がゲストに出て、上から目線だったと思う「しっかりしなさいよ、そんなことじゃーダメだよ」みたいなことを言った時(小馬鹿にしいたと思う)、烈火のごとく興奮して「前には応援してくれいたじゃーないですか。私は私なりに頑張っています!」とやり合ったことを思い出した。今では怖い者なしみたいですね。でもこの記事は総裁選に感じた平均的国民の声に聞こえましたね。それだけ無駄な時間をあらゆるマスメデイアを使って来る総選挙の運動を展開したことは事実だと思う。古舘伊知郎さん有難うございました。