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東京五輪ぶっつけ本番? テスト大会、国際水連が対策批判「中止」 / 毎日新聞

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五輪マーク=東京都新宿区で、小川昌宏撮影  

毎日新聞   最終更新 4/3 22:19  有料記事  抜粋

 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は3日、競技会場で運営を確認するテスト大会を約1年ぶりに再開した。準備の追い込みにかかるはずが、テストを兼ねた東京での国際大会は中止の方向に。新型コロナウイルスの第4波も懸念され、開幕に向けては難題が待ち受ける。

やらないと経験や技能つかぬ
 大会組織委員会が主催するテスト大会が再開されようというちょうどその頃、今後の五輪開催が懸念される事態が明らかになった。国際水泳連盟(FINA)は2日、テスト大会を兼ねた飛び込み、アーティスティックスイミングの2大会を含む五輪最終予選の日程を見直すと発表した。英BBC放送(電子版)も同日、FINAが日本政府を「開催に向けて必要な措置を講じなかった」と文書で批判していると報じた。競技関係者によると、感染対策や費用負担でFINAと日本側で折り合わず、東京での五輪最終予選の開催を中止する意向という。

 4月から5月に実施される18のテスト大会のうち、海外選手が参加する可能性があるのは五つだったが、中止が相次げば五輪開催が危ぶまれるだけでなく、開催にこぎ着けても運営準備に課題が残る。海外選手を入れず、日本側だけでテスト大会を開く可能性はあるが、ある政府関係者は「テストすべきは海外選手の受け入れも含めたコロナ対策のはず。これではテストにならない」と顔をしかめた。

海外勢を招き、観客を入れる予定のテスト大会
 組織委は昨年12月に政府と感染対策の中間整理をまとめるなど机上の検討ばかりが目立つ。組織委主催のテスト大会で海外選手が参加するのは5月9日に国立競技場で開催される陸上競技に限られる。この大会が中止となれば「ぶっつけ本番」の事態も想定される。

 テスト大会は、国際オリンピック委員会(IOC)との開催都市契約で実施することが求められている。本来は運営の確認が主眼だが、感染症対策が加わり、その重要性はさらに高まる。組織委の橋本聖子会長は2日の記者会見で「選手たちが『テスト大会ができるから東京大会もできる』と思ってもらえるよう努力したい」と強調した。そのためには実証的な対策を重ねる必要があるが、組織委がテスト大会のコロナ対策として挙げるのはマスク着用や人との接触を避けるなど基本的なものばかりだ。

 今夏の東京五輪の開催を求める声は感染状況の悪化に伴い、低迷を続ける。大会に向けてムードを高めるはずの聖火リレーも14日の大阪市内での実施は中止される方向だ。万一、テスト大会で感染が広がれば致命傷となりかねず、これ以上の逆風は避けたいというのが組織委の本音だ。大会関係者は「組織委は失敗を恐れて本格的なテストに及び腰。リスクを負う責任も覚悟もない」と批判する。

 IOCによると、昨年9月以降、世界各地で270以上の国際大会が実施されている。日本国内でも昨年11月の体操のほか、3月下旬にはサッカーの国際試合が立て続けに開催され、アルゼンチンや韓国など3カ国の選手が外部との接触を遮断する「バブル方式」で日本代表と戦った。入国後、選手らに毎日検査を求め、外出制限に不満を示す関係者の対応に追われ、経費の増加に頭を悩ませたが、日本サッカー協会幹部は「スタッフがたくましくなった」と手応えを口にした。

 五輪で採用予定の「バブル方式」は昨夏のテニスの全米オープンなどで実施された。しかし、感染力が強いとされる変異株の中にはPCR検査をすり抜けるものも見つかっており、感染を完全に防ぐことは難しくなりつつある。3月のフェンシングのワールドカップ(ブダペスト)では日本の3人を含む選手8人が感染している。

 五輪は1万人を超える選手が参加し、格闘技や団体競技など競技の性格もさまざま。国際医療福祉大の和田耕治教授(公衆衛生学)は「競技の感染リスクに応じてできること、できないことを整理する必要がある」と話す。【小林悠太、田原和宏】
  
 なんだか、ヨレヨレ、ズタズタになってきた印象だね。TOKYO2020は失敗!と世界に報道される前に中止したらいかがですか?それの方がなんぼも楽だし、総理さん、総選挙にも有利だと思いますけど!総理・総裁は辞めれば済むことだろうけど、橋本聖子大会組織委員会会長や山下泰裕JOC会長は惨めだよね。尻ぬぐいさせられてるみたいです。

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