How the Irish Celts invented Halloween(アイルランドのケルト人がハロウィーンを発明した方法・・・google翻訳) ~ https://www.rte.ie から
毎日新聞 2020年11月3日 地方版
仕事関係の打ち合わせがあり、久しぶりに六本木に出かけた。実は、10月下旬の六本木は少し苦手だ。ハロウィーンが近づくと例年、落ち着かない雰囲気になるからだ。当日でなくてもゾンビや魔法使いの仮装をして歩く人もいれば、缶ビールなどを片手に歓声をあげるグループもある。私ももっと若ければおおいに盛り上がりたいところだが、悲しいことにその時期はすぎたようだ。仮装のマスクをかぶり足取りがやや不確かな人と、ぶつからないよう歩くのが精いっぱい。
ところが、今年は街の様子がまったく違っていた。仮装の若者はもちろん、グループで歩いている人もほとんどいない。店先にもハロウィーンの飾りつけが見当たらない。おかげで、すんなり打ち合わせの場所にたどり着くことができた。
そこで会った人に「静かですね」と言うと、「そうなんですよ」とうなずいた。「六本木のハロウィーンは海外から来て日本に住んでいるビジネスマンや留学生が中心でしたが、今年は彼らもいません。“今年のハロウィーンはおうちで”と繰り返し呼びかけられてることもあって、日本の若者たちも来ませんね。みんなホームパーティーくらいはやるのかもしれないけど」
打ち合わせが終わり軽く食事をしに外に出ても、喧噪(けんそう)はどこにもない。人ごみをかき分けることなく駅まで歩いた。地下鉄に乗り「ああ、よかった」とほっとひと息ついたが、おかしなことに、ちょっとさびしい気持ちになっていることに気づいた。
どうやらこの時期は「またハロウィーンか。大声で騒ぐ若者たちがいっぱいの街に行くのは気が重い」などとブツブツ言うのが、ひとつの年中行事になっていたようなのだ。ふだん私は不平不満を言わないほうだと思うので、もしかしたら毎年のハロウィーンで、私は“文句をつぶやく魔女の仮装”をしていたのかもしれない。
いつもと違う今年のハロウィーン。みなさんはどうすごしたのだろうか。若者はホームパーティーなどで楽しんだかもしれないが、私のように「静かでけっこう。でもちょっと味気ないし、少しは喧噪もあっていいか」と矛盾する気持ちになった人もいるのではないか。もともとは、古代ケルト人が魔よけのたき火をする行事から始まったといわれるハロウィーン。来年はまた「仮装の人たちで歩きにくい」などとブツブツ言って、“文句をつぶやく魔女の仮装”をしたいものだ。(精神科医)
小父さんが観るテレビでは最近香山リカさんを見かけなくなったが、東京のハロウィーン模様が分かって興味深い。この風物詩?を好まないお年寄りにとっては、新型コロナの数少ないメリットなのかな?(笑)。小父さんの子供年代から青年時代までは全く見かけなかったな。ビートルズもハロウィーンもいずれにしろアメリカ経由で入って来たものだと想像するが日本ではどこから始めたんだろう?
人が集まって恩恵を受ける商店は嬉しいだろうが、渋谷のスクランブル交差点の交通整理や救急隊員の方には馬鹿騒ぎは迷惑な仕事だね!
毎日新聞 2020年11月3日 地方版
仕事関係の打ち合わせがあり、久しぶりに六本木に出かけた。実は、10月下旬の六本木は少し苦手だ。ハロウィーンが近づくと例年、落ち着かない雰囲気になるからだ。当日でなくてもゾンビや魔法使いの仮装をして歩く人もいれば、缶ビールなどを片手に歓声をあげるグループもある。私ももっと若ければおおいに盛り上がりたいところだが、悲しいことにその時期はすぎたようだ。仮装のマスクをかぶり足取りがやや不確かな人と、ぶつからないよう歩くのが精いっぱい。
ところが、今年は街の様子がまったく違っていた。仮装の若者はもちろん、グループで歩いている人もほとんどいない。店先にもハロウィーンの飾りつけが見当たらない。おかげで、すんなり打ち合わせの場所にたどり着くことができた。
そこで会った人に「静かですね」と言うと、「そうなんですよ」とうなずいた。「六本木のハロウィーンは海外から来て日本に住んでいるビジネスマンや留学生が中心でしたが、今年は彼らもいません。“今年のハロウィーンはおうちで”と繰り返し呼びかけられてることもあって、日本の若者たちも来ませんね。みんなホームパーティーくらいはやるのかもしれないけど」
打ち合わせが終わり軽く食事をしに外に出ても、喧噪(けんそう)はどこにもない。人ごみをかき分けることなく駅まで歩いた。地下鉄に乗り「ああ、よかった」とほっとひと息ついたが、おかしなことに、ちょっとさびしい気持ちになっていることに気づいた。
どうやらこの時期は「またハロウィーンか。大声で騒ぐ若者たちがいっぱいの街に行くのは気が重い」などとブツブツ言うのが、ひとつの年中行事になっていたようなのだ。ふだん私は不平不満を言わないほうだと思うので、もしかしたら毎年のハロウィーンで、私は“文句をつぶやく魔女の仮装”をしていたのかもしれない。
いつもと違う今年のハロウィーン。みなさんはどうすごしたのだろうか。若者はホームパーティーなどで楽しんだかもしれないが、私のように「静かでけっこう。でもちょっと味気ないし、少しは喧噪もあっていいか」と矛盾する気持ちになった人もいるのではないか。もともとは、古代ケルト人が魔よけのたき火をする行事から始まったといわれるハロウィーン。来年はまた「仮装の人たちで歩きにくい」などとブツブツ言って、“文句をつぶやく魔女の仮装”をしたいものだ。(精神科医)
小父さんが観るテレビでは最近香山リカさんを見かけなくなったが、東京のハロウィーン模様が分かって興味深い。この風物詩?を好まないお年寄りにとっては、新型コロナの数少ないメリットなのかな?(笑)。小父さんの子供年代から青年時代までは全く見かけなかったな。ビートルズもハロウィーンもいずれにしろアメリカ経由で入って来たものだと想像するが日本ではどこから始めたんだろう?
人が集まって恩恵を受ける商店は嬉しいだろうが、渋谷のスクランブル交差点の交通整理や救急隊員の方には馬鹿騒ぎは迷惑な仕事だね!