Quantcast
Channel: 小父さんから
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4329

ボンドのスタイル決定づけ 深みと陰影の演技派に脱皮 ショーン・コネリーさん死去 / 毎日新聞

$
0
0
 金紛で美女を殺害したシーン『007/ゴールドフィンガー』(1964年)から。
 
 小父さんは高校生時代、上の『007/ゴールドフィンガー』入れ替え無しの映画館で2度続けて観た。それから15年くらい経ってテレビで観た時は青春が蘇ったものだ。嬉しかったね!007シリーズはショーン・コネリーさんが演じたものしか知らないんだ!

2008年には『エントラップメント』、2009年『レッド・オクトーバーを追え! 』、2013年『風とライオン』、2014年『マーニー』、2016年『オリエント急行殺人事件』、2017年『王になろうとした男』、2018年にふたたび『エントラップメント』をレンタルビデオやテレビで楽しませもらった。後の作品は、どうもジェームズ・ボンド とは全く違う演技派なんだな。下は観た順番のブログ掲載の縮小写真だ。YouTubeは『ゴールドフィンガー』のジェームズ・ボンド とオッドジョブ (元プロレスラの ハロルド坂田)との対決シーン!

 ショーン・コネリーさん大変長い間楽しませてもらって有難うございました。ご冥福を祈ります。
 

      

  
 毎日新聞 2020年10月31日 23時06分
 ショーン・コネリーさんは「007/ドクター・ノオ」で初代ジェームズ・ボンドを演じ、スーツを着こなすプレーボーイ、腕っ節のめっぽう強い不死身のスパイというスタイルを決定づけ、後のボンドの原型となった。1983年の「ネバーセイ・ネバーアゲイン」まで7作でボンドを演じる。そのイメージを覆すことができずに苦労するボンド俳優もいる中で、最初期の当たり役にとらわれることなく、演技派としての地位を確立した。

 アルフレッド・ヒチコック監督の「マーニー」やシドニー・ルメット監督の「オリエント急行殺人事件」など、アクションにとどまらず幅広いジャンルの作品に出演。年齢を重ねるごとに俳優としての深みや渋みを増していった。

 俳優としての評価を決定づけたのは、ジャン・ジャック・アノー監督の「薔薇(ばら)の名前」(86年)ではなかったか。ウンベルト・エーコの小説を原作にした修道院が舞台のミステリーは、文学的、哲学的な内容で、探偵役の修道士を陰影深く演じた。87年、アカデミー賞助演男優賞を受賞した「アンタッチャブル」では、主演のケビン・コスナーさんを食う勢いで、老警官を好演。「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」「レッド・オクトーバーを追え!」「ライジング・サン」など、出演した作品で強い存在感を示した。労働者階級の家庭に生まれ、牛乳配達からトラック運転手、ボディービルダーなどさまざまな経験を重ねて俳優の道に入った。その人生経験が、演技の下地となり基礎となったのだろう。

 出身のスコットランドへの郷土愛は深く、ボンドを演じる際にもスコットランドなまりを貫いた。2006年には俳優引退を宣言。惜しまれつつも復帰することなく晩年を過ごした。【勝田友巳】

 James Bond vs Oddjob (Goldfinger)
 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 4329

Trending Articles