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余録 「夢は非現実的であればあるほど… / 毎日新聞

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  米IT大手グーグル本社=米カリフォルニア州マウンテンビューで2020年2月、中井正裕撮影

毎日新聞 2020年10月22日 東京朝刊

「夢は非現実的であればあるほどライバルがいなくなる」。グーグルの創業者の一人、ラリー・ペイジ氏の言葉という。彼は自ら考案した画期的な検索プログラムを事業化するにあたり、ドメイン名を考えた

▲結果、10の100乗という巨大数を表す言葉に決めたのは、膨大な情報を整理するシステムなのを示すためという。ただ彼はドメイン登録の際に、スペルを間違えてしまった。その巨大数は「googol(グーゴル)」だったのである

▲それから22年、親会社の時価総額が実に1兆ドルを超える巨大IT企業に大化けしたグーグルである。米司法省は、同社が強大な市場支配力により競争を不当に妨げているとして独占禁止法(反トラスト法)違反で連邦地裁に提訴した

▲司法省が違法視するのは、スマホメーカーに競合する検索サービスの初期搭載を禁じたり、アップルに毎年数十億ドルを払ってグーグルを標準サービスにしたりする行為である。これらが競合サービスの成長を阻害しているというのだ

▲同省は広告市場での独占的地位も問題視するが、もちろんグーグル側は直ちに全面的な反論を展開した。「消費者は強制や、代わりがないことからグーグルを使っているわけではない」。司法での争いの長期化は避けられそうにない

▲雪だるま式に蓄積される巨大データが市場に「独占」状況をもたらす今日のITビジネスだ。適法か違法かはともかく、ライバルを駆逐するその現実の力が、未来の扉を開く比類なき夢も駆逐せぬよう願う。
  
 小父さんはPCに接した初期段階では検索エンジンはYahoo!を使っていた。ところが会社の先輩から、2002年頃「Googleが一番検索力があるよ」と聞いてからずっとGoogleを使っている。このPCでもMicrosoftが初期画面に出るのだが、Googleに必死に変えてGoogleマップであれ、Gmail、YouTube、スマホから自動的に入る(同期と呼ぶのか?)フォトなどなど便利過ぎるとずっと感じている。この自分の過去のgooブログの記事や毎日新聞でもそれぞれの検索スペースに打ち込んで、探しきれないものもGoogle検索をかけるとすぐ見つかる。そうそう安物の小父さんのスマホもGoogleのID?を持たないと起動しない。

 何か悪いのかな~?(笑)。確かにGAFAが以前からヨーロッパで問題になっているニュースはよく斜め読みしてきたけど、地元アメリカには巨額の法人税も払っているだろうし、トランプさんの歩いて来た悪徳商法のドキュメンタリーも驚きを持って見たことがあるけど、はるかにGoogleの方がフェアーなんじゃーないかな~。難しい理屈は分からないけど小父さんにとってはGoogleが分割や解体されたらきっと不便になると思うだが、違うだろうか!?(笑)。

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