「陽水の50年~5人の表現者が語る井上陽水~」を観た。下の松任谷由実、玉置浩二、奥田民生、リリー・フランキー、宇多田ヒカルの各氏が陽水とのエピソード興味深く語っていた。
話は飛躍するが、タモリ、武田鉄矢は小父さんと同じ福岡の出身なんだが、デビューしたての頃は喜んでいたけれど近年、小父さんが福岡の後輩にふと「タモリに武田鉄矢には負けへんでー!」と言ったことがある(笑)。現実はすべてにおいて敵ないだろうが、小父さんはなんとなくこの二人の番組を敬遠するようになった。
ところが、夕べ見た、同じ福岡出身の井上陽水の飄々としたお惚けそれに、曲と詩が醸し出す雰囲気に、これは敵わないと感じたね。リリー・フランキーがこんなことを言っていた。「(陽水の)歌詞カードの中に、手書きのメッセージが書いてあって『別に音楽とかさほど興味ないし 映画も見ないし あんま本も読まないし でも麻雀だけ大好き たまらん』って書いてあって、この人すごいなって本当に子どもながらに思ったんですよ」と。何だか陽水がボブ・デイランの詩を同じような評し方をしていたのに似ていると思った(ノーベル賞を取るずっと以前の話だ)。
「最後のニュース」井上陽水
「最後のニュース」は『NEWS23』のメインキャスターの 筑紫哲也氏(73歳没)が陽水への直談判して作ってもらったとか。筑紫氏は陽水の以前の曲
傘がない 井上陽水 2016 5
に感心して依頼をしたのだと他のドキュメンタリーで聞いた。結論!夕べは「最後のニュース」に酔いしれたのさ(笑)。