「無給医」初公表も3500人以上認められず 追加調査求める声も
NHK NEWSWEB2019年7月2日 18時01分
国は、大学病院で診療をしながら、給与が支払われない「無給医」が2000人以上いたことを公表しました。一方、今回の調査では3500人以上が「自己研さん」などを理由に給与が支払われていなくても「無給医」と認められておらず、追加の調査を求める声もあがっています。
文部科学省は、全国108か所の医学部や歯学部の付属病院を調査し、全国50の大学病院に2191人の無給医がいることを初めて公表しました。
その結果、これら50の大学病院は、今後、給与を支払うなど、改善策を講じることを明らかにしました。
厚生労働省も賃金の不払いは違法だとして、今後、改善されない場合には、法律に基づいて、是正勧告などを行う考えを示しました。
一方で、今回の調査では、無償で診療にあたっても、自己研さんや自己研究が目的であるとして、無給医と認められなかった人たちは、3594人に上りました。
調査では、国が求めていたように、当事者の医師本人に直接ヒアリングしたところは、全体の4割ほどにとどまりました。
当事者の医師からは、大学によって、調査の基準や手法にばらつきがあり、実態を正確に把握できていないとして、追加の調査が必要だと指摘する声も上がっています。
認められなかった医師「改善の兆しない」
今回の調査で、「無給医」と認められなかった男性医師の1人は、東京にある日本医科大学付属病院で働いています。この医師は、フルタイムで働き、深夜まで診療にあたっていますが、給与は支払われていないといいます。
大学側は、今回の調査のあとも一部の医師を除き、無給であることに合理的な理由がある医師については、今後も給与を支払う予定はないと回答しています。
男性医師は「大学は医師個人に調査をしておらず、現在も改善の兆しがありません。私が知るかぎりでも、大学が回答した人数以上に無給医がいます。大学が自助努力で改善するとは思えず、行政には強く指導してほしいです」と訴えていました。
医師ユニオン「無給医ゼロへ改善指導を」
全国医師ユニオンの植山直人代表は「今回の調査は大学の管理者まかせの調査で、医師個人へのヒアリングが行われていないケースも多く、この調査で公表された無給医の数は氷山の一角だ」と指摘しました。
そのうえで、「自己研さんを理由に、『給与が支払われなくても問題がない』とされた医師もいるが、患者からみれば診療行為であり無給であることはおかしい。国はより詳細な調査をするとともに、無給医がゼロになるまで、改善されるよう指導し続ける必要がある」と話していました。
これってNHKが三流週刊誌みたいにでっち上げた報道ではないよね!病院に入院したら普通でも医師や看護師さんが加重な労働条件にあるのが分かる。人間らしい生活をされていないように想像してしまう。
深い事情は知らないが、こき使って無給とは一体全体何事なんだ!?ブラック企業もいいところだ。
まるで丁稚奉公のたこ部屋かい!?厚生労働省の「今後改善されなければ云々・・・」て一体何なんだ。即メスを入れるべきだろう!