※写真はイメージです(写真=iStock.com/Yue_)
昨日のブログに書いた、人生の大先輩からいろいろ伝授してもらっていたことが、今日の記事に体系的にちゃーんと出ていた。
自分自身でも脚の筋力がどんどん落ちていっていることを常々感じていた。そういえば「放浪記」の舞台での「でんぐり返し」が有名だった森光子さんも毎日スクワットを欠かさないと語っていたね。
小父さんみたいに、ただ歩いたり階段の上り下りをがむしゃらにやっていては駄目なんだ。早速、かじやますみこさんの『人生100年、自分の足で歩く 寝たきりにならない方法教えます』を捜してみよう!
なぜ江戸町民は"1日40キロ"も歩けたのか 抜粋
歴史に学ぶ合理的身体操作の極意
プレジデントオンライン ライフ 2018.9.11 #医療 #健康
九州共立大学スポーツ学部 教授 木寺 英史
ノンフィクション作家、放送作家 かじやますみこ
江戸時代の人々は1日30~40キロ歩いていた。どうしてそんな長距離を歩くことができたのか。九州共立大学の木寺英史教授は「草履やわらじを履いていた頃の日本人は、地面にかかとがしっかりとついていた。ところが靴を履くようになって、つま先のあたりに圧力をかけるようになり、歩き方が変わってしまった」という。ノンフィクション作家のかじやますみこ氏が聞いた――。
※本稿は、かじやますみこ 『人生100年、自分の足で歩く 寝たきりにならない方法教えます』(プレジデント社)の第2章「正しく歩けば寝たきりは防げる」の一部を再編集したものです。
「腕振り、大股歩き」は、実は身体に悪い
【かじやますみこ】木寺さんは江戸時代以前の身体運動文化を研究され、その成果を歩行などの動作改善の指導にとり入れているとうかがいましたが、昔の日本人はどんな歩き方をしていたのですか。
【木寺英史】ひとことで言えば、昔の日本人は実に多様な歩き方をしていました。たとえば、武士、農民、町民など身分によって歩き方が違うし、職業や性別、年齢によっても違う。同じ人であっても、旅をするときと近所の散歩など、移動する距離や目的によって歩き方が変わるのは当たり前のこと。というのも、歩行はあくまで移動の手段だからです。いろいろと調べてみると、日本人は、その切り替えを無意識のうちにやっていたようなのです。
【かじやま】それはエクササイズとしての「ウォーキング」ということですか。
【木寺】はい。「エクササイズウォーク」や「パワーウォーキング」と呼ばれるものです。腕を前後に大きく振りながら大股で歩く。後ろの足のつま先で地面を強く蹴って、身体を前に進める。ダイエットに効く、健康になるための歩き方などといわれますが、あんな歩き方をしていると、かえって健康を害します。特に高齢者には身体に負荷がかかり過ぎるため、腰痛やひざ痛、外反母趾などの原因になってしまいます。
死ぬまで自分の足で歩けるような筋力の維持は大事ですが、その方法としては、スクワットなどの体力トレーニングをお勧めします。体力トレーニングのほうが筋力をつけるには効果的だという、最近の研究結果もあります。とはいえ、僕も万歩計はいつも持っていますが。(下に続く)
以下「『二軸で歩く』を意識すると健康になる」、「女性らしい『ローリングが大きい歩き方』は腰痛を招く」、「昔と今の剣道では、身体の使い方が明らかに違う」、「日本人の歩き方は『変わった』のではなく『変えられた』」は こちら
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昨日のブログに書いた、人生の大先輩からいろいろ伝授してもらっていたことが、今日の記事に体系的にちゃーんと出ていた。
自分自身でも脚の筋力がどんどん落ちていっていることを常々感じていた。そういえば「放浪記」の舞台での「でんぐり返し」が有名だった森光子さんも毎日スクワットを欠かさないと語っていたね。
小父さんみたいに、ただ歩いたり階段の上り下りをがむしゃらにやっていては駄目なんだ。早速、かじやますみこさんの『人生100年、自分の足で歩く 寝たきりにならない方法教えます』を捜してみよう!
なぜ江戸町民は"1日40キロ"も歩けたのか 抜粋
歴史に学ぶ合理的身体操作の極意
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九州共立大学スポーツ学部 教授 木寺 英史
ノンフィクション作家、放送作家 かじやますみこ
江戸時代の人々は1日30~40キロ歩いていた。どうしてそんな長距離を歩くことができたのか。九州共立大学の木寺英史教授は「草履やわらじを履いていた頃の日本人は、地面にかかとがしっかりとついていた。ところが靴を履くようになって、つま先のあたりに圧力をかけるようになり、歩き方が変わってしまった」という。ノンフィクション作家のかじやますみこ氏が聞いた――。
※本稿は、かじやますみこ 『人生100年、自分の足で歩く 寝たきりにならない方法教えます』(プレジデント社)の第2章「正しく歩けば寝たきりは防げる」の一部を再編集したものです。
「腕振り、大股歩き」は、実は身体に悪い
【かじやますみこ】木寺さんは江戸時代以前の身体運動文化を研究され、その成果を歩行などの動作改善の指導にとり入れているとうかがいましたが、昔の日本人はどんな歩き方をしていたのですか。
【木寺英史】ひとことで言えば、昔の日本人は実に多様な歩き方をしていました。たとえば、武士、農民、町民など身分によって歩き方が違うし、職業や性別、年齢によっても違う。同じ人であっても、旅をするときと近所の散歩など、移動する距離や目的によって歩き方が変わるのは当たり前のこと。というのも、歩行はあくまで移動の手段だからです。いろいろと調べてみると、日本人は、その切り替えを無意識のうちにやっていたようなのです。
【かじやま】それはエクササイズとしての「ウォーキング」ということですか。
【木寺】はい。「エクササイズウォーク」や「パワーウォーキング」と呼ばれるものです。腕を前後に大きく振りながら大股で歩く。後ろの足のつま先で地面を強く蹴って、身体を前に進める。ダイエットに効く、健康になるための歩き方などといわれますが、あんな歩き方をしていると、かえって健康を害します。特に高齢者には身体に負荷がかかり過ぎるため、腰痛やひざ痛、外反母趾などの原因になってしまいます。
死ぬまで自分の足で歩けるような筋力の維持は大事ですが、その方法としては、スクワットなどの体力トレーニングをお勧めします。体力トレーニングのほうが筋力をつけるには効果的だという、最近の研究結果もあります。とはいえ、僕も万歩計はいつも持っていますが。(下に続く)
以下「『二軸で歩く』を意識すると健康になる」、「女性らしい『ローリングが大きい歩き方』は腰痛を招く」、「昔と今の剣道では、身体の使い方が明らかに違う」、「日本人の歩き方は『変わった』のではなく『変えられた』」は こちら
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