Quantcast
Channel: 小父さんから
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4329

記事/雷鳴抄 勤労感謝の日 「カバンの中には弁当が二つ・・・」 shimotsuke.co.jp

$
0
0
(11月23日 朝刊)

 きょう23日は勤労感謝の日。「勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝し合う日」で、1948年に制定された

 ▼昨年の小欄でも紹介したが、この祝日の起源は飛鳥時代に始まった宮中行事・新嘗祭だ。天皇がその年の新穀を神とともに食し、収穫を祝う。明治以降、国民の祝日とされた。その祝日名を勤労感謝の日としたのは戦後の復興期にぴったりで、高度経済成長期にもふさわしかった

 ▼そのころ、未明に起きて宇都宮から東京へ通勤を続けたサラリーマンがいた。カバンの中には弁当が二つ。一つは1番電車の中で朝食として食べ、もう一つは会社での昼食にした。帰宅はいつも深夜だった。こうした働きバチがいて、豊かな日本が出来上がった

 ▼だが、経済大国になった後がいけない。浮かれ過ぎたのだろう。バブル経済はつかの間で、泡(バブル)が弾けると長い不況が始まった。賃金は抑制基調に転じ、次いでリーマンショックに見舞われると、人員削減の大波がやってきた

 ▼総務省の調査では今年4〜6月期の失業者は全国に300万人、県内に4万2千人。全国の非正規労働者は35%、若年層は44%にもなる。所得格差は広がり、1億総中流社会は幻と消えた

 ▼勤労を感謝されたくても仕事がない。晩秋の祝日がやけに寒く感じる。    下野新聞から




 今日の午後ウォーキングに出掛けると、最寄りの交番に国旗が掲げてあった。「あれっ、今日は何の日だったかな?」と一瞬考えて勤労感謝の日であることを思い出した。朝は雨が降っていたし、どの家にも日の丸はないし、子供は遊んでいなかったし、365日休みの小父さんにとっては、祝祭日の感覚がとても薄い。

 そうか、今の若い人たちの多くは残業どころか仕事に就けない人もたくさんいる。こんな日常からなんとか抜けだせないものだろうか。

 経済通の浜矩子さんが新聞にこう書いていた。「頑張れば報われるアメリカンドリームの世界。貧しいが活力あふれる昭和のロマン。誰もが、鏡の中のこれらのイメージから目を背けられない。」もっと現実を直視すべきだと。

 今、アメリカのブログを訪問すると感謝祭(Thanksgiving Day)花盛りだね。由来は別にして「たくさんの親族や友人が集まる大規模な食事会であり、大切な家族行事のひとつと位置づけられている。特に感謝祭前日と感謝祭休日最後となる日曜日は、空港、高速道路、鉄道などの交通機関が1年の中でも有数の大混雑・大渋滞となる。」(ウィキペディア)だそうだ。日本の祝祭日はそれぞれの意義が薄れていっているのじゃないかな〜。


  

 

メモ:万歩計 10,178歩、歩行距離 4.5km、消費カロリー 319kcal、燃焼脂肪量 21g
 日曜日のトレッキングは、晴れそうだけどちょっと寒いだろう。日曜日に合わせて体のコンディションを整えようと思っていたけど、どうも左膝が変だ。着こんで歩いたら汗だくになってしまった。この時期、体温の調整も難しい。







今日も訪問 ありがとうございます。
良かったら 下記のバーナーをクリック よろしくお願いします。



にほんブログ村 オヤジ日記ブログ 60代オヤジへにほんブログ村

Viewing all articles
Browse latest Browse all 4329

Trending Articles