イタリアにある灰皿付きゴミ箱 AlexStepanov-iStock.
日本人の小父さんだって日毎に街が奇麗になっていくことに驚くね。「地下鉄サリン事件」との関係もあったのか!なにせ、公園であれ公共施設でもゴミ箱を置いたらあふれかえり、その周りまでゴミが放置されるよね。人間の心理って不思議だなと思う。「ゴミ持ち帰り」の考え方が浸透したら簡単に出来るんだよね。
それが飛騨山脈(北アルプス)に登っても六甲山系を歩いてもティッシュ1枚、吸い殻ひとつ落ちていないのに初めて接するともう感動ものだ。
タバコは シャネルの ココ・シャネルおばちゃんなんてくわえタバコで仕事していたそうな。小父さんも昔は吹かしていたが、現在は徹底的な嫌煙家になってしまった!小父さんがよくウォーキングする 石ケ谷公園なんて体育館を含めて全面禁煙だ。人間その気になれば出来るんだよね。いつも感心している。
<街中にゴミ箱も灰皿も少ないのに「世界でもっとも清潔」だと、日本の街並みは外国人から高く評価されている>
Newsweek 2017年03月24日(金)16時13分 高野智宏
【シリーズ】外国人から見たニッポンの不思議
「ゴミひとつ落ちていない!」や「世界でもっとも清潔な国だ」、そして「歓楽街ですらキレイなんて!」など、訪日外国人をインタビューするテレビ番組やネットの投稿などで、日本の清潔な街並みを賞賛する声を聞くことが多い。
世界最大手の旅行クチコミサイト「トリップアドバイザー」の「旅行者による世界の都市調査」(2014年)でも、2位のシンガポール、3位のベルリンを抑え、街の清潔度で東京が1位を獲得と、その評価は世界的なようである。
驚きの声と同時に彼らから上がるのが、「街にゴミ箱は少ないのになぜ!?」という疑問だ。確かに、1995年の地下鉄サリン事件以降、テロ対策を名目に首都圏を中心に街中のゴミ箱は閉鎖・撤去されていったが、それ以降、コンビニエンスストアの店頭を除けば、現在もその数は大幅に減ったままだ。
また、灰皿に関しても、以前は東京・銀座の中央通りに等間隔で置かれていた灰皿がすべて撤去されるなど、2002年以降に各自治体で制定されていった「路上喫煙禁止条例」を機に、路上の喫煙環境は大幅に縮小されている。
一方、欧米ではどうか。アメリカではニューヨークなどの大都市では1ブロックごとに大きなゴミ箱が配置されているものの、つねにゴミが溢れている状態だという。
ヨーロッパ各国でも灰皿付きのゴミ箱が多く設置されているが、フランクフルト在住のマリア・ドイチュさんによれば、「ドイツでは歩きたばこがごく普通のこと。街中に灰皿もありますが、吸い殻のポイ捨てもあたりまえです」といった実情だ。
ゴミ箱も灰皿も少ないのに、なぜ日本の街にはゴミも吸い殻も落ちていないのか――。多くの訪日外国人は日本の街、そして、日本人の清潔さを賞賛する一方で、あまりの清潔さにある種の畏怖にも似た不思議な感情を持っているのだろう。
日本人のマナーの良さは高く評価されている
そんな外国人の疑問に答えるならば、手前味噌ながら、やはり「一般的に日本人はモラルが高くマナーも良いから」という回答が1つ挙げられるだろう。
特に吸い殻のポイ捨てに関する外的要因としては、前述した路上喫煙禁止条例の全国的な施行に加え、駅周辺を中心に路上喫煙所が設けられていることも大きい(ただし、最近撤去された渋谷駅前のハチ公像脇をはじめ、路上喫煙所は減る傾向にある)。また、喫煙できる場所が減ったからこそ携帯灰皿の所持率が高くなり、ポイ捨ての減少につながっているのかもしれない。
次のページ日本の受動喫煙対策の分煙条件等
次の次のページ(<判定場所①:喫煙所と非喫煙所との境界線>等)
日本人の小父さんだって日毎に街が奇麗になっていくことに驚くね。「地下鉄サリン事件」との関係もあったのか!なにせ、公園であれ公共施設でもゴミ箱を置いたらあふれかえり、その周りまでゴミが放置されるよね。人間の心理って不思議だなと思う。「ゴミ持ち帰り」の考え方が浸透したら簡単に出来るんだよね。
それが飛騨山脈(北アルプス)に登っても六甲山系を歩いてもティッシュ1枚、吸い殻ひとつ落ちていないのに初めて接するともう感動ものだ。
タバコは シャネルの ココ・シャネルおばちゃんなんてくわえタバコで仕事していたそうな。小父さんも昔は吹かしていたが、現在は徹底的な嫌煙家になってしまった!小父さんがよくウォーキングする 石ケ谷公園なんて体育館を含めて全面禁煙だ。人間その気になれば出来るんだよね。いつも感心している。
<街中にゴミ箱も灰皿も少ないのに「世界でもっとも清潔」だと、日本の街並みは外国人から高く評価されている>
Newsweek 2017年03月24日(金)16時13分 高野智宏
【シリーズ】外国人から見たニッポンの不思議
「ゴミひとつ落ちていない!」や「世界でもっとも清潔な国だ」、そして「歓楽街ですらキレイなんて!」など、訪日外国人をインタビューするテレビ番組やネットの投稿などで、日本の清潔な街並みを賞賛する声を聞くことが多い。
世界最大手の旅行クチコミサイト「トリップアドバイザー」の「旅行者による世界の都市調査」(2014年)でも、2位のシンガポール、3位のベルリンを抑え、街の清潔度で東京が1位を獲得と、その評価は世界的なようである。
驚きの声と同時に彼らから上がるのが、「街にゴミ箱は少ないのになぜ!?」という疑問だ。確かに、1995年の地下鉄サリン事件以降、テロ対策を名目に首都圏を中心に街中のゴミ箱は閉鎖・撤去されていったが、それ以降、コンビニエンスストアの店頭を除けば、現在もその数は大幅に減ったままだ。
また、灰皿に関しても、以前は東京・銀座の中央通りに等間隔で置かれていた灰皿がすべて撤去されるなど、2002年以降に各自治体で制定されていった「路上喫煙禁止条例」を機に、路上の喫煙環境は大幅に縮小されている。
一方、欧米ではどうか。アメリカではニューヨークなどの大都市では1ブロックごとに大きなゴミ箱が配置されているものの、つねにゴミが溢れている状態だという。
ヨーロッパ各国でも灰皿付きのゴミ箱が多く設置されているが、フランクフルト在住のマリア・ドイチュさんによれば、「ドイツでは歩きたばこがごく普通のこと。街中に灰皿もありますが、吸い殻のポイ捨てもあたりまえです」といった実情だ。
ゴミ箱も灰皿も少ないのに、なぜ日本の街にはゴミも吸い殻も落ちていないのか――。多くの訪日外国人は日本の街、そして、日本人の清潔さを賞賛する一方で、あまりの清潔さにある種の畏怖にも似た不思議な感情を持っているのだろう。
日本人のマナーの良さは高く評価されている
そんな外国人の疑問に答えるならば、手前味噌ながら、やはり「一般的に日本人はモラルが高くマナーも良いから」という回答が1つ挙げられるだろう。
特に吸い殻のポイ捨てに関する外的要因としては、前述した路上喫煙禁止条例の全国的な施行に加え、駅周辺を中心に路上喫煙所が設けられていることも大きい(ただし、最近撤去された渋谷駅前のハチ公像脇をはじめ、路上喫煙所は減る傾向にある)。また、喫煙できる場所が減ったからこそ携帯灰皿の所持率が高くなり、ポイ捨ての減少につながっているのかもしれない。
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