NHK NEWSWEB 9月21日14時07分 動画あり
えっ?故事ことわざ辞典を調べると
【注釈】 何もない殺風景なはげ山よりも、たとえ枯れ木でもあれば山の趣を添えてくれ、風情を賑わしてくれるということから。 自分のことを謙遜して言う言葉で、老人が若者に混じって何かをする際などに多く用いる。
【注意】 自分を謙遜して言う言葉なので、他人に対して使うのは失礼にあたる。 誤用例 「枯れ木も山の賑わいと言いますから、私の結婚式にはぜひ出席してください」
【用例】 「枯れ木も山の賑わいと言いますから、私も参加させていただきます」
とあるから、下の記事、文化庁やNHKの設問は言葉足らずではないのかい?こんな質問を受けたら小父さんも「人が集まればにぎやかになる」を選びそうだ!
「枯れ木も山のにぎわい」半数近くが誤解
文化庁が行った国語に関する調査で、「枯れ木も山のにぎわい」という慣用句の意味を、本来の「つまらないものでも無いよりはまし」ではなく、誤って「人が集まればにぎやかになる」と理解している人が、半数近くに上ることが分かりました。
この調査は、日本語の使い方などがどう変化しているか把握するため文化庁が毎年行っていて、ことしは全国の16歳以上の男女、1942人が回答しました。
この中で、慣用句の「枯れ木も山のにぎわい」の意味を尋ねたところ、本来の「つまらないものでも無いよりはまし」を選んだ人は37.6%で、「人が集まればにぎやかになる」を選んだ人が47.2%と半数近くに上りました。同じ質問をした平成16年度と比べて、誤った意味で理解している人が11.7ポイント増えています。
また、「いよいよ」とか「ますます」という意味の「いやがうえにも」ということばを誤って「いやがおうにも」と言っている人が42.2%を占め、本来の言い方より多くなりました。
文化庁国語課の岸本織江課長は「日常生活で慣用句を使わない人が多くなっていて、本来の意味が分からなくても会話に支障がないので勘違いや誤った言い方が広まっているのではないか」と話しています。
「微妙」「みたいな」断定避ける傾向
この調査では新しいことばの広がりについても調査しています。
いいか悪いか判断がつかないときに「微妙」という言い方をするかどうか尋ねたところ、66.2%の人が「使うことがある」と回答しました。同じ質問をした平成16年度より8.4ポイント増えていて、10代から30代では使っている人が9割を超えています。60代で53%、70代でも42.4%でした。
また、「私はそう思います」を「私的にはそう思います」と言うことがある人は10代と20代で4割を超え、「とてもよかった」を「とてもよかったかな、みたいな」と言う人は10代で44.1%で、若者の間で断定的な言い方を避ける傾向があることが分かりました。
さらに、「やばい」ということばを「とてもすばらしい」「とてもおいしい」といった意味で使う人が若い年代ほど多くなっていて、10代は9割、20代でおよそ8割、30代、40代でも平成16年度の調査の2倍ほどに増えています。
えっ?故事ことわざ辞典を調べると
【注釈】 何もない殺風景なはげ山よりも、たとえ枯れ木でもあれば山の趣を添えてくれ、風情を賑わしてくれるということから。 自分のことを謙遜して言う言葉で、老人が若者に混じって何かをする際などに多く用いる。
【注意】 自分を謙遜して言う言葉なので、他人に対して使うのは失礼にあたる。 誤用例 「枯れ木も山の賑わいと言いますから、私の結婚式にはぜひ出席してください」
【用例】 「枯れ木も山の賑わいと言いますから、私も参加させていただきます」
とあるから、下の記事、文化庁やNHKの設問は言葉足らずではないのかい?こんな質問を受けたら小父さんも「人が集まればにぎやかになる」を選びそうだ!
「枯れ木も山のにぎわい」半数近くが誤解
文化庁が行った国語に関する調査で、「枯れ木も山のにぎわい」という慣用句の意味を、本来の「つまらないものでも無いよりはまし」ではなく、誤って「人が集まればにぎやかになる」と理解している人が、半数近くに上ることが分かりました。
この調査は、日本語の使い方などがどう変化しているか把握するため文化庁が毎年行っていて、ことしは全国の16歳以上の男女、1942人が回答しました。
この中で、慣用句の「枯れ木も山のにぎわい」の意味を尋ねたところ、本来の「つまらないものでも無いよりはまし」を選んだ人は37.6%で、「人が集まればにぎやかになる」を選んだ人が47.2%と半数近くに上りました。同じ質問をした平成16年度と比べて、誤った意味で理解している人が11.7ポイント増えています。
また、「いよいよ」とか「ますます」という意味の「いやがうえにも」ということばを誤って「いやがおうにも」と言っている人が42.2%を占め、本来の言い方より多くなりました。
文化庁国語課の岸本織江課長は「日常生活で慣用句を使わない人が多くなっていて、本来の意味が分からなくても会話に支障がないので勘違いや誤った言い方が広まっているのではないか」と話しています。
「微妙」「みたいな」断定避ける傾向
この調査では新しいことばの広がりについても調査しています。
いいか悪いか判断がつかないときに「微妙」という言い方をするかどうか尋ねたところ、66.2%の人が「使うことがある」と回答しました。同じ質問をした平成16年度より8.4ポイント増えていて、10代から30代では使っている人が9割を超えています。60代で53%、70代でも42.4%でした。
また、「私はそう思います」を「私的にはそう思います」と言うことがある人は10代と20代で4割を超え、「とてもよかった」を「とてもよかったかな、みたいな」と言う人は10代で44.1%で、若者の間で断定的な言い方を避ける傾向があることが分かりました。
さらに、「やばい」ということばを「とてもすばらしい」「とてもおいしい」といった意味で使う人が若い年代ほど多くなっていて、10代は9割、20代でおよそ8割、30代、40代でも平成16年度の調査の2倍ほどに増えています。